【読書感想】まずは二本の足で立つ!脳科学をもとにしたやる気を起こす秘訣『のうだま1』
少し暖かくなって、春らしい季節になってきましたね。
寒さが厳しいころよりは、朝起きるのが楽になってきました。
しかしながら、少し前まであいかわらず昔から朝起きるのが苦手な私でした。
朝、すっきり気持ちよく起きて、やる気が起きてきて、エネルギーがみなぎるような一日をスタートさせたいものです。
そんなとき、実は、ある本を読んで知ったのですが、やる気を起こすには脳科学的根拠がある方法があるというのです。
ずばり結論からいうと、まず起き上がり、自分の二本足で立つこと。そして、日の光をあびること。実にシンプルですね。
そして、脳科学的というと難しそうですが、その本はユーモアある漫画も挿入されていてとても楽しく学べるのです。
今回は、おすすめしたいと思った著書『のうだま1』についてご紹介します。
はじめに
『のうだま1』は、脳科学が専門の池谷裕二先生が、脳の働き、脳の部位など科学的根拠をもとに、やる気がでるようにする行動や考え方、習慣をつくる秘訣などを述べた著書です。そして、共著といえるイラストレーターの上大岡トメさんが描いたかわいい漫画が挿入されており、脳科学者の池谷先生の執筆した文章のパートと漫画パートを交互に楽しめる構成になっています。
私が読もうと思ったきっかけは、知り合いがおすすめしていたことと、同じ池谷先生の著書を他にも読んだことがあって面白かったので、読んでみたいと思ったからです。
おすすめする理由3つ
私が『のうだま1』をおすすめポイントは次の3つです。
・内容が分かりやすくて、行動に移しやすい。
・脳科学を根拠としているので説得力がある。
・かわいいイラストの漫画で、クスッとさせるユーモアが満載。
・内容が分かりやすくて、行動に移しやすい
やる気を起こして日々生き生き過ごすためにどうすればいいか、その内容がとてもシンプルで行動に移しやすいのです。
やる気を出すには「(やる気を)迎えに行く」ことだそうです。
冒頭にも述べたように、まずは寝ている状態から、自分の二本の足で立って起き上がること、そして日の光を浴びる。そういう行動をすることで脳が働きはじめ、やる気がでてくるようになるというのです。
・脳科学を根拠としているので説得力がある。
例えば、よくある成功者の上手くいった自分の経験を語った著書も素晴らしいのですが、科学的根拠があるというのは、理屈っぽく考える僕としてはより腑に落ちるところがありました。
・かわいいイラストの漫画で、クスッとさせるユーモアが満載
漫画で楽しみながら内容を理解することができます。漫画の作中では、池谷先生の解説に対して聞き手が上大岡トメさんとなっています。上大岡トメさんは、読者目線で、思わず(あるある、そういう失敗!)と思うような例をつかみとして表現しています。
印象に残っているところ
・池谷先生の解説は、目からウロコが落ちるように納得する部分があります。
そして、漫画の作中の聞き手役の上大岡トメさんが作中の池谷先生の解説に「目からウロコが落ちました!」と、本当に目からポロっとウロコ落ちている絵を見たとき思わず笑ってしまいました。(文章で面白さが伝わるかは難しいところですが)
・「やる気を迎えに行く」というのもなるほどと思いました。
ふとんに入って横になった状態ではどうしてもやる気は起きません。
実際に僕は、目覚まし時計を枕の遠くに置くことにして、強制的に起き上がるようにしました。そうすることで、目が覚めているのにどよ~んとした気持ちになることが少なくなったように思います。
まとめ
やる気が出ないなと思う人、始めたことを続けて習慣化したい人におすすめです。自然とやる気が出て、無理なく続けられる行動の秘訣を知りたい人はぜひ『のうだま1』読んでみましょう。脳科学が根拠なのでとても腑に落ちます。そして漫画でほっこり楽しく学べます。
また、「のうだま」続編もあります。池谷先生の著書は興味深くてわかりやすいので目が離せません。かわいらしい上大岡トメさんの漫画も、また楽しめます。