【子どもに生かされている】ADHDの有言実行「俺は木金の男」

おはようございます。
躁うつ病歴23年、長男がADHD、次男が定型、三男がなんかの凸凹の母をしています、理子です。

長男は「木金の男」です。
木金というのは、木曜日と金曜日のことです。
誰だって週の初めの月曜日は憂鬱です。
ADHDじゃなくたって、尻上がりに調子が良くなるタイプの人は、きっとおられるでしょう。

ただ長男の場合は、無駄にポジティブなので、尻上がりを公言しているばかりか、週はじめに調子が悪いことに対して、悪びれもしないわけです。
そして遂に、木金の男宣言なるものをしました。

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長男は野球が大好きで、小学校1年生に少年野球を始め、中学では部活で続けています。
これまで、
どんなに練習をさぼって白い目でみられても、
どんなに監督に嫌われて試合に出られなくても、どんなに親に辞めろ辞めろと言われても、
屈せず続けているのです。
それだけ、好きなのですね。

でも、彼の特性上、
言われたことを、言われた通りに、忘れず漏れなくすることなど、出来るわけもありません。
朝練なんて、とんでもない。
まず、起きれない。
朝ごはん、なかなか食べ終わらない。
身支度、持ち物、整わない。
朝練どころか学校さえ行けない時もあるくらい。

こんなんでまあ、野球が好きだとよくも言ったものよと、呆れ半分怒り半分で、手取り足取り世話を焼いてきましたが、自分が酷鬱になり、本当になんにもしてあげられなくなってから、長男は変わりました。
いえ、もともときっと、こうだったのです。自然な成長を待てばよかったのです。私が勝手にお節介をしていただけのことだったのです。

今の長男は、朝は声をかければ自分で起きます。身支度や持ち物は、よく知りませんが、必要なものは事前に言ってくるようになりました。それが全てではないのかもしれませんが。友達もできました。土曜日の部活の後に、部活の友達と映画へ行くと言った時は、自分が誘われたわけでもないのに、「うっひょ〜楽しみ〜♬」と言って飛び上がりそうなくらい、嬉しかったです。

＊
そうして出てきた言葉がこれです。
「俺は木金の男だあ！」
朝練の話です。
月曜日に行けるとは、本人も思っていません。
火曜日も微妙です。
水曜日は学校の都合で朝練はありません。
それなら木曜日くらいからは朝練にでも行くか、だったら金曜日も週末だし行っておくか。
そんな気持ちになったらしく。
3学期が始業して早1ヶ月経とうとしていますが、有言実行できている、と言ってよいでしょう。
木金は、朝練になんとかんとか、行ってます。

＊
長男の明け透けなポジティブさに、私はまた救われます。落ち込んで、悩んでも、それも自分の一部だと。自分を認めて肯定すればよいのだと。できたことに自信を持てば、それが自分をつくっていくのだと。
私は母親なのに、いつも子どもに教えられ、いつも子どもに生かされています。　

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌹