Recipe|5月のフィンランドレシピ 〈いちごとルバーブのパイ〉
フィンランド出身のフードコーディネーター・ヨハンナさんに聞く、季節のフィンランドレシピ。今月は、フィンランドでは今が旬の野菜、ルバーブを使ったお料理をご紹介します。
●mansikka-raparperipiirakka(いちごとルバーブのパイ)
『フィンランドの夏野菜の一つの「ルバーブ」。日本ではあまり馴染みがないですが、見た目はフキに似ていて、茹でるとホロホロと繊維が溶けていき、砂糖を入れてジャムやジュースに作ることが多いです。また、そのままだと色が淡いので、いちごと一緒に使うのが一般的です。今回はパイの上にのせて、ルバーブの酸味といちごの甘さにヨーグルトフィリングを加えたまろやかな味わいに仕上げました。いちごは豪快に大きく切ってたっぷり使うと満足感がアップします!(ヨハンナさん)』
【材料】
<生地>
無塩バター 75g
グラニュー糖 40g
卵 ½個
A 薄力粉 65g
A 片栗粉 35g
A ベーキングパウダー 小さじ1/2
<フィリング>
いちご 100g
ルバーブジャム 大さじ2
水切りヨーグルト 100g
グラニュー糖 20g
卵 ½個
バニラエッセンス 10滴
【作り方】
1:バターと卵は常温に戻す。Aは混ぜて振るっておく。卵は溶いておく。いちごはヘタを取り除き4等分に切る。15cmのタルト型にバター(分量外)を塗っておく。オーブンは200℃に予熱する。
2:ボウルにバターとグラニュー糖を入れ、ふんわりと白っぽくなるまでハンドミキサーで撹拌する。卵を加えてよく混ぜ、Aを2、3回に分けて加えて均等になるまで混ぜる。タルト型に広げ、その上にルバーブジャムの半分を塗り、いちごの半分を乗せる。
3:水切りヨーグルトにグラニュー糖、卵とバニラエッセンスを加え、均等になるまで混ぜ、2の上に流し、残りのいちごとルバーブジャムをのせて200℃のオーブンで40分焼く。
寒冷地によく育つルバーブは、日本ではあまり見かけませんが、ジャムを使えば手軽にフィンランドの初夏の味を楽しめますね!爽やかで今の季節にぴったりなタルト。休日のおやつにいかがですか?
【レシピ考案者】
ヨハンナ・ノウシアイネン
フィンランド出身。2014年からは料理関連のサービスに携わり、2017年にフードコーディネーターの資格を取得。現在は幅広く北欧料理を広める活動を行っている。メディアやカフェ向けの北欧料理メニューの監修・プロデュースからスタイリングやトークイベントを実施。フィンランド料理教室の講師としても活躍中 。
Instagram: @hokuofood.meirami