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#36 本当に時間ない?3つの思い込み

「忙しい!」「時間がない!」

毎日のように時間に追われている人、いませんか?

いつも時間ギリギリで行動し、焦ってミス連発。
仕事が長引きプライベートの時間がない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、あなたが時間が足りないと思っている理由、もしかしたら思い込みかも?という話をします。

・やらなきゃいけないことが沢山あって、いつもバタバタしている
・できる人に仕事が集中しちゃうから、いつも忙しい


と思っている方に是非読んでいただきたいと思いますので、忙しい方もちょっとだけ読んでみてください。

1.物理的な時間がないという思い込み

1点目は、「私は物理的に時間がない」という思い込みです。

この思い込みのせいで「いつも時間が足りない」「本当にやりたいことをやれない」などと感じてしまい、心に余裕が持てないという人は多いです。

では実際には、どうなのでしょうか。

結論を言うと、一日の時間を書き出すと「空白の時間」がある方が結構いらっしゃいます。

研修で「とある一日のあなたの行動を書き出してみてください」と伝えて、仕事がある一日を振り返ってもらっていますが、半数以上の人が「空白の時間」を持っているんです。

何かはしていたけど、何をしていたのか思い出せない。
こんな時間です。

もし、一日を振り返って「空白の時間」があったら、あなたが思っていたよりも時間を持っているのかもしれません。

2.やるべき事が多すぎるという思い込み

2点目は、「やるべき事が多すぎる」という思い込みです。

ToDoリストにずらっと並んだ仕事を見ると、「やるべきことが多すぎて何から手を付けたらいいか途方に暮れる」といった気分になったりしますよね。

私も何度も途方に暮れてきたので、気持ちはものすごくよく分かります。
でもやるしかないし…と思って一人深夜まで働いた日もありました。

しかし、本当にやるべきことが多かったのか?
振り返ると…もう少し早く帰れたんじゃないかなと思っています。

実は、「やることが多い」と思うと人間は手軽に安心感を得られるという実験結果が出ているようなんです。

そして、「やるべきことが多い=生産性が低い」という事実は、心理学では1950年代から明言されています。

もしかしたら、「安心感を得るため」にやることを整理せずにいることで、「仕事の生産性が下がって」しまっていたのかもしれません。

確かに、全部やるべきことではありましたが、緊急度は低かったな、とか私自身がする必要性はなかったな、などと後日反省しました。

やることを整理すると、頭もスッキリして生産性も上がるので試せそうな方はぜひ試してみてくださいね。

3.忙しい人は仕事ができるという思い込み

3点目は、「忙しい人は仕事ができる」という思い込みです。

確かに忙しそうな人ほど、沢山の仕事をこなしている印象はあります。
実際多くの企業でも、いつも社内中を忙しそうに走り回っている人ほど、高く評価される傾向があるようです。

しかし、必ずしも忙しさと有能さは比例しません。

忙しい人ほど仕事ができないのには、3つの理由があります。

 ① 作業の種類が多くて集中力が続かない
 ② 長時間労働で脳の働きが下がる
 ③ 働きすぎで体調が悪くなる

毎日色んなことを頑張っている人ほど結果が出ない、会社を休みがちになる、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 ・色んなことを同時並行で行うと集中力が下がる
 ・生産性が落ちて長時間労働しがちになる
 ・脳の働きが低下して長時間労働が慢性化する

このような負のスパイラルに陥るのは何としてでも避けたいです。

どんなに働いても、体調を崩してしまえば生産性が上がるはずはありませんよね。これが、忙しい人ほど仕事ができない原因です。

4.まとめ

いかがですか?

時間がない、忙しい…こんな声をよく聞きますし、私自身ちょっと前までは毎日のように思っていました。

でも、自分自身が一日の行動を振り返ったり、やるべき事を整理することで時間をうまく活用できるな、と感じるようになりました。

ちょっとした事かと思うかもいるかもしれませんが、少し書き出す、整理するだけで自分の時間がどれくらいあるのか、活用できるのか発見することができるかもしれません。

よければお試しくださいね。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。


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