詩 「帰路のソネット」
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜
次に君と逢えるのはいつだろう?
今日と言う一日に別れを告げる
すっかり陽は傾いている
帰路に着く間というもの
車窓に流れる景色を眺めていた
人はみな
未来を夢見る旅人__
生きとし生きゆく日々の中で
ひとつしかない今日という輝きを
忘れ去ってゆく
ふと気が付けば__
誰も居ない車両にただ独り佇み
ガタゴトと揺られながら
黄昏に染まりゆく風景を眺めていた
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜