詩「きみと珈琲」
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きみとふたりで珈琲を__
洒落た小物を窓に飾り
ドライフラワーに彩られた店内に
焙煎の香りが華やぐ
小さなカフェテラスに立ち寄る
淹れたての珈琲を口に含むと
鼻腔を駈けぬける
胸をすくような珈琲の香り
微かに果実のような甘みが解け
きりりと立つ"ほろ苦さが好き"
ときみは呟いた
カフェテラスに映った
暮れゆく空のグラデーション
静かに流れる時のせせらぎに
きみは瞳を潤ませていた
人生の旅路は儚いものだから__
またいつの日か
きみとふたりで珈琲ブレイクを
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