見出し画像

4歳児と長瀞、秩父へ旅行のこと

旅に出た

と言っても、小旅行で今回は近場であります
行くきっかけは弊息子の鶴の一言

「蛍が見たい」

この時期に見ることができるかはわからないけれども、どうやらどこかへ出掛けたいらしい
そうそういつもどこかに出掛けることはできないのだけど、夏休みに入って混雑する前にと出かけてもいいのかもしれない
そんなことで決めた旅

今回は古民家に宿泊しキャンプ場も兼ねている場所へ泊まることにして、近くの森や小川で蛍を目的に、また弊息子は虫、植物も好きなので出掛けることにする。
旅というものではない、子供がいては色々なところを観るというものはできなからで
子供は気まぐれでひとつの場所で気に入れば、ずっと遊んでいる
それを急かすのは少し違うなとも思っていたのであまり予定は詰め込まないようにした。
冗長のある時間なお出かけ
まぁ、それも方法論の話で、旅といえば旅であろう

秩父というのは5月頃に咲く芝桜を観るために数回、訪れたことと
コスプレの撮影イベントで友達と行ったくらいで何があるかはわからない
ましてや、子供がいるとなると楽しめるのはどこだろうと考えてもしてしまうもので

今回は長瀞でラインくだりをやろうということで向かう
乗り換えに失敗をしてしまったのでメモ
西武秩父よりも手前の横瀬で降りて乗り換えをしたほうがすぐに長瀞行きの電車に乗ることができる
アクセスがいい
ホームを降りて手前に電車があったりするタイミングがある
しかし、あまり降車時間がないため子供がいるとバタバタしてしまうためにここはゆっくりの西武秩父まで行き、御花畑駅まで行ったほうがいいのかもしれない。
今回は後者の方法だった

長瀞まで25分くらい電車に乗っていく
沼津に行き慣れている『僕』としては何てことはない道
自然の中を走る車窓の雰囲気もいいもので
子供は少し退屈みたいだった
まぁ、それも旅である

移動時間がない今いる地点から目的地点への移動がいらないというのであればそれは旅の時間ではなく"ロジスティック"ただの人間の配送になってしまう
その過程を楽しむことに旅の醍醐味があって、それは人生も同じである。
死ぬという結果は変わらないのだからその過程をいらないというならば、人間はいきつく目的地はみな同じであるからして、それを満たさない生きた時間をなんたるかというものか……

人生は旅であるという比喩を見ることがあるが、こういう事に由縁しての事なのでしょう
そんなつまらない事を頭に巡らせて散文を置き、家族と過ごすと長瀞に着いた。

長瀞の駅の目の前にはラインくだりのチケット販売所がすぐに見えた
所要時間20分、お値段は大人2000円子供が1000円
川へは少し商店街のようなものを抜けていく
そこを抜けると石畳と大きな川が見えてくる


なんというか、非日常という景色に自分の身体が触れる時のこの感覚というものはやはり体験というものの大切さをいつだって知ることができる。
それは個人の顕色というものに依存するのでしょうが少なくとも『僕』にとってそして一緒にいた弊息子の喜ぶ顔を見ているとそうは思えてくるのです。

舟に乗り込むとはじめは舟のバランスを見るために河へ少し舟をずらす
そのバランスを確認してから大きな河へと舟を進めていった
長く静かな皮で長瀞というらしくその名の通り悠々と進み、移り変わる景色はそういうものかと思わせてくれた。
途中、色々な形をした岩などを動物に例えてはフォトスポットを紹介してくれたり、一部は激しい河の部分はビニールシートをあげて水を避けて河降っていく。
ちょっとしたアトラクションはディズニーとは比べものにならないものではあるのです。

終わってからバスでスタート地点に戻る
お昼ご飯を食べようということで近くのお蕎麦屋さんに
蕎麦、そして鮎、そしてお酒
これだけで生きてはいけると思う
鮎の一部は好奇心旺盛な弊息子の胃袋へと消えていった

次は宿泊するキャンプ場へ移動
古民家について一通りの説明を受けて荷物を置く
古民家というだけあって、支柱は太くそしてその年季を感じる
のちにこの古民家を改装する前の家として住んでいたというおばあちゃんと顔を合わせて話を聞いた
何でも170年建っていた家でそれはそれは大きな家だったそうで
近くには池や田畑が広がっていたということを教えてくれた

さっそく弊息子は森の中を探検して、小川で水に触れたりして遊んでいた。
普段は公園でやっていることを違う自然のある場所でやるということはこれまた同じことでも新鮮であり、発見も多いのでしょう
その後を追いかける親というのも大変なものでして……

夜ご飯はBBQ
炭は用意してくれるし、そんな長い時間やるものでもなく多めの炭で一度火がついて仕舞えばあとは調理して食べる
弊息子も喜んでいたし、ちゃんと食べられていたし
そして、花火

そして、キャンプファイヤーという焚き木

弊息子はこういうのをやるときは踊るんだよといって、
ブリンバンバンボンを踊るというのでiPhoneから曲を流して踊る
そうか、いまの子はマイムマイムではないのだね……
(今だけの流行りなのでしょうけどこういうのがきっと保育園で流行っているのでしょう)

さて夜も更けて蛍はいるのかなとチェックしに行くといない

……

どうやら今日はいないらしい
弊息子は落ち込むかと思ったがそんな事はなく、夜の森の散策を少ししてそれに大興奮
いきなり出てきたカマドウマに大興奮

そして寝る

疲れていたんだね

次の日になると朝ご飯を食べる
昨日、あれだけ食べていたのに弊息子は朝ご飯を美味しそうに食べた。
そして、完食、おかわりをしていた。
すごいな、弊息子

チェックアウトの時間までまた森を散策して帰路へ

帰りは駅の温泉に入って電車の中ではプリンを美味しそうに食べては寝てしまう
なかなか起きず、駅に着いたときは少し抱っこしたが重い
18キロの4歳児はもはや気軽に抱っこができる対象ではないのです。
まぁ、その体重の重みくらい楽しかった思い出を抱えて(今は4歳児も抱えているが……)この旅はよかったと思えるものとして……


いいなと思ったら応援しよう!