現代日本人は本当に「劣等民族」なのか？

『僕』たち現代の日本人は劣等民族なのか

その答えはイエスであり、ノーでもある

そもそも何を持っての劣等なのか
別に政治に興味がなくても、よりよく生きることができるのであればそれは劣等の否定だし、政治に興味があるという言い方をしてその政治という言い換えの「国」に依存するのであればそれは劣等と言ってもいいのかもしれない

日本における社会はなく、あるのは世間という空気の支配である
これが民族としての劣等だというのであれば、柳田國男や小室直樹に任せればいい
それは社会性という視座からみた日本人の劣等だから

強い言葉において脊髄反射、またはその発言の出るときの軽さというのは人の振る舞いの愚かさでもある
それを「劣等」というのであれば両成敗

お互い様で、『僕』たちは劣等なのである

しかし、そのあとの所作として奮い立たせ動くのか、無関心というクールさを社会という劇場で演じるのかはまた別の話である

補足

「劣等」というレッテルを貼る前に、まずその基準や視点を再考する必要があるのです。
文化や社会構造の違いを理解し、多様な価値観を尊重することが重要でしょう。
日本人が「劣等」であるとする主張は、自己反省や改善の契機として捉える一方で、過度な自己卑下や他者への偏見を助長するリスクも伴います。
最終的に、「劣等性」という概念は相対的であり、絶対的な評価は困難です。
むしろ、自己の強みと弱みを客観的に見つめ、より良い社会を築くための課題として捉えるべきです。日本社会が抱える問題点を認識しつつも、その文化的資産やポテンシャルを活かすことで、「劣等」ではなく「進化」の一環として前進する道が開かれるでしょう。
この劣等性というのはときには日本人の強みになるのかもしれないのですから

世界で国民が自己肯定感を持っていると答えた割合