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積読を素通りしながら。

「おとうふ工房いしかわ」のドーナツとプリンがとてもとても美味しい。特に、黒ごまプリンね。毎日食べたいね。ちょっと遠いスーパーにしか売ってないのが辛いけど。

明日は成人式!同窓会!20歳の集い!ここ1週間ほどずーっとソワソワしている。新成人の皆様、おめでとうございます。体調管理しっかりして、自分のペースで、楽しみましょ。いや、楽しんでも、楽しまなくてもいいんです。


さて。ちょうど昨日、私は紀伊国屋書店 Books Kinokuniya Tokyo 洋書専門店で開催中、毎年恒例の新春洋書セールに行って参りました。このセールがないと、1年が始まった気がしない。

最近の私のnoteを読んでくれている人は知っていると思うけれど、ここ2ヶ月ほど私は本を読む気分になかなかなれなくて、でも積読はなぜか?なぜか?増えていく一方。そんな状態でセールへ行くというね。勇気のある行動ですよ、本当に。積読を視界のすみっこへ追いやって。(タイトルの写真は、その追いやられ、素通りされた積読の一部。ほんの一部。)

2日前くらいからお目当てのものをメモしておいて、しっかり屈伸して、アキレス腱伸ばして、深呼吸。楽しかったなー。やっぱり本って良い、本屋さん大好き、と思った。某夢の国より、楽しい(アトラクション系が苦手な人の戯言です、本当はミッキーとハグしたい)。

今回はいつも眺めるフィクションやYAの棚だけでなく、ノンフィクションや自己啓発(self-help)のセクションもじっくり見れて大満足。気になっていたけど、なかなか本屋さんに並んでいないLouise Hay(ルイーズ・ヘイ)や、Esther Hicks(エスター・ヒックス)の本もあって嬉しかったな。

a gentle reminder :
buying and reading books can be two separate hobbies

Holly Jackson「The Reappearance of Rachel Price」やHan Kang「The Vegetarian」(菜食主義者)などなど、他にもいろいろいろいろx100気になる作品があったけれど、今回はこちらの3冊に決めました。

Natasha Lunn「Conversations on Love」:「ノーマル・ピープル」「ザリガニの鳴くところ」や「ツイスターズ」で有名な俳優、デイジー・エドガー=ジョーンズのinstagramで知った作品。

ジャーナリストのNatasha Lunnが作家や、精神分析医、心理療法士に聞いた話がまとまった、愛にまつわるエッセイ集。本屋さんからの帰り道に読み始めてみたら、前置きの時点でもう涙が出そうになってしまった。今の私に必要な本だったみたいです。

love is a lifelong project, a story we can't skip to the end of. How lucky are we, to know we will never finish it? Because there is never a final page, only a series of beginnings.

"Conversations on Love" Natasha Lunn

Sally Rooney「Conversaciones entre amigos」:noteで毎回のようにサリー・ルーニーの話をしてる気がするな。うざったらしくなってたら言ってくださいね。別にやめないけど。

彼女のデビュー作で、ドラマ化もされた「カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ」のスペイン語版。前回の記事で、今年はもうちょっとスペイン語が分かるようになりたい!みたいなことを書いたのだけど、私の性格的にまず、この言語の美しさや面白さに気づけないと学習が続かないよな、って思ったので、手に取ってみたよ。現時点では、1ページ目からちんぷんかんぷんだし、なにこれーって感じ。ま、一歩ずつ前進あるのみ。頑張ります。


Marlowe Granados「Happy Hour」:サリー・ルーニー(はい、また話してる)や、「アイリーンはもういない」「My year of rest and relaxation」のオテッサ・モシュフェグの作風が好きな人には刺さるらしい、とどこかで聞いてから気になっていた本。夏のニューヨークが舞台で、話の筋を求めずただ雰囲気を貪る(no plot, just vibes)作品で、登場人物が20代で…絶対、私向きだよ。Coco Mellors「Cleopatra and Frankenstein」やCaroline O'Dnoghue「The Rachel Incident」のように、「うわわ、この本面白すぎて、どうしよ、ご飯食べれん」くらいの衝撃を求めてます。

私の本を買うか買わないかの決め手は、1行目の書き出しなのだけど、「Happy Hour」の冒頭はね、うん、良い予感がする。ぐふふ。


積読を素通りしたり、愛でたり、本屋さんをはしごしたり、新しい本をお迎えしたり。最終的には、全部読むからいいんだ。広い目で見よう。





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