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北欧神話タロットを考えたい!!!03

事の始まりはタロットカードの
【12.吊るされた男(The Hanged Man)】です。

今回のnoteは、「北欧神話が好き」で「タロットカードも好き」という
かなりニッチな方でないと楽しくない記事かもしれませんがお付き合い頂ければ幸いです。

これまでにご紹介できたのは以下の10枚。

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5枚ペースだとラスト回"2枚だけ"になっちゃうな…。
今回は6枚行ってみましょう!!

カードの番号順ではなく悩まず決まった順にご紹介していますが、そろそろ苦戦し始めます。


エルダ(ヨルズ)【02.女司祭(The High Priestess)】

「ハイプリエステス」は「知性」や「聡明」のカードですが、「直感」や「精神」などスピリチュアルな面も持っています。

なので聖職者でありながらシャーマン色も強いなと感じています。

かなり初期に「ハイプリエステスはエルダだ!!」とピン!と来たのですが…ちょっと難がありまして…

「エルダ」というのは知恵の神で、予言者なんですね。
未来を知りたいオーディンはもぉ彼女にゾッコンです。

ただ、「エルダ」は「ニーベルングの指輪(オペラの台本)」にしか登場せず、本来の北欧神話にはいないキャラクターなのです…。

「エルダ」の"元になったんだろうなあ"とされているのが、
ヨルズという女神でオーディンの側室(同時に娘でもある)です。

ヨルズは大地の女神で、掘り下げるとシャーマンでもあるので「予言も出来たんじゃないかなぁ~?」という温度感です。

原典には登場しないけど、三国志の「孫尚香」も実在しないけど大人気だし。
「エルダ」もアリにしたいなあ。


フリッグ【03.女帝(The Empress)】

「エンプレス」は母性と豊穣の女神なので、フリッグかフレイヤだよね。というのは初期から考えていました。

より強い豊穣のイメージがあるのはフレイヤなのですが、
「クイーン感」があるのはやっぱりオーディンの正妻フリッグでしょう。

フリッグは結婚を司る女神ですので、「エンプレス」にピッタリです。


フレイ【04.皇帝(The Emperor)】

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上図:右の男性がフレイ

「女帝」がフリッグなら、「皇帝」はオーディンにしたい所なのですが…。オーディンは吊られているので、
ここはフレイにやってもらいましょう。(じゃないとフレイの出番ないし)

「フレイ」は「支配者」や「主」を意味しているらしく、本名は「ユングヴィ」なのだそうで。

「エンペラー」のカードもまた、意味は「支配」や「権威」「権力」です。
あ、しょうがなく入れたけど、ちゃんと意味通ってますね。ラッキー。

でも本当はオーディンがいいんだよなあ。


ミーミル【05.司祭長(The Hierophant)】

このカードは苦戦しました。
「慈悲」「慈愛」「人徳」を意味するのですが…。

北欧神、好き勝手に生きてるからそんな気配ないんですよね…。

「ハイエロファント」は「話を聞いてくれる人」「相談相手」みたいな意味合いもあるので。オーディンの相談相手だったミーミルかな…ぁ…?

ミーミルはオーディンの伯父で、巨人なのですが賢者なんですね。ただ、アース神側に居た。(ので、巨人じゃなくてアース神かも?とも)

ユグドラシルにある3つの泉の1つ「ミーミルの泉」と「ギャラルホルン」を守っているのも彼です。

ミーミルの泉と言えば、オーディンが知恵を授かる為に片目を放り込んだ泉です。泉の水をギャラルホルンで飲んだからオーディンはより賢くなりました。

難があるとすれば絵面!ミルが生首という点でしょうか…。なまくび。

何でも知ってるヘイムダル氏もいいなあと思ったのでヘイムダル氏と入れ替えもやぶさかではありません。相談相手にはならないけど。

「ハイプリエスティス」と違い、「ハイエロファント」には「知識」とか「叡智」的な意味ないのですが、相談できる=アドバイスできるということは、経験や知識なしに出来ないことですからね。

ヘイムダルがトールとロキに"助言"したことはある●●●●●●● ●● ●●●●●●●ので、ミーミルが難しかったら時点でヘイムダルでしょうか。


フレイヤ【06.恋人(The Lovers)】

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上図:左の女性がフレイヤ

フレイヤは豊穣の女神ですので「エンプレス」と迷いましたし、
「ラバーズ」は恋→愛→結婚のカードなので、結婚の神「フリッグ」と迷いましたが…。

ラバーズが逆位置の時、それは「乱れた性」を意味することがあります。やっだー★フレイヤ様にピッタリー♥

まあ、フリッグもオーディンの兄弟(2人)と不倫しているのでちゃんと乱れてるんですけどね。フレイヤには到底敵いません。


イズン【17.星(The Star)】

北欧神話において星々は「ムスペルヘイムの火花が空に舞い上がって星に変わった」とされています。なので、ムスペルヘイム+スルト(火の巨人)か…?と思ったのですが…

星のカードは「希望」「未来」「癒し」「再生」などを意味する、若々しく瑞々しいカードです。

うーん…スルトかぁ…なんか違うんだよなぁ。もっと「無邪気さ」とかが欲しいんだよな。
で、思いついたのがイズン。

イズンは神々の林檎の管理者です。夫にブラギという詩の神が居ます。
イズンが育てた林檎は永遠の若さを与え、神々はそれを食べて若さを保っていました。

イズンが(ロキのせいで)巨人に攫われたことがあるのですが、その間神々は林檎が食べられず老いてしまいました。怒られたロキがイズンを取り戻し神々にも若さが戻りました。

イズンは北欧神の中でも、キラキラした可愛らしいイメージの女神です。

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水やりに見えなくもないし。背景に鳥(バード詩人)もいるし。


進捗

00:The Fool
01:The Magician
02:The High Priestess エルダ(ヨルズ)
03:The Empress フリッグ
04:The Emperor フレイ
05:The Hierophant ミーミルorヘイムダル
06:The Lovers フレイヤ
07:The Chariot トール+スキーズブラズニル
08:Strength
09:The Hermit ジークフリート+タルンカッペ
10:Wheel of Fortune ノルン(ウルズ、ヴェルダンディ、スクルド)
11:Justice バルドル
12:The Hanged Man オーディン
13:Death ヘル+ガルム(ニブルヘイム)
14:Temperance
15:The Devil
16:The Tower ラグナロク
17:The Star イズン
18:The Moon マーニ(男)ハティ(狼)に追いかけられている
19:The Sun ソール(女)スコル(狼)に追いかけられている
20:Judgement
21:The World ユグドラシル

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アプリ情報

アプリ名:オーディンという男 - 北欧神話 -
モチーフ:北欧神話
リリース:2017年06月07日
8本目のアプリ
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