「苦い青汁」がずっと売れ続けるのはなぜか?
青汁について、消費者アンケートを行うとほぼ100%、飲みやすい青汁が求められる。
苦い青汁なんて誰も飲みたくない。
ただし「ファンケル」では、ロングセラーでこの冷凍タイプの青汁の販売が続けられている。
銀座一丁目の青汁スタンドには朝の時間帯はひっきりなしにビジネスパーソンが訪れる(通販関係者は必ず一度は行ったほうがいい。新聞紙に包んでボトルを持ち帰る姿も見られる)
スーパーという棚に限りがある場所ですら、ずっと置き続けられ、
冷凍棚の「定位置」を確保している店舗もある。
つまり「苦い青汁」は売れ続けている。
「苦い青汁」には固定ファンがいて、買われ続けている。
そして、このファンは経年していることで、めちゃくちゃロイヤルになっていて、もはや年間LTVはとんでもないことになっていると想像できる。
消費者アンケートからは見えない顧客ニーズというのは存在するし、存在して実は当たり前。
消費者アンケートでヒット商品が生まれるなら、マーケターはいらないし、大金持ちになる。
きょうもどこかで「苦い青汁」は売れている。