2019年11月の記事一覧
『陰翳礼讃』(谷崎潤一郎)を読んで
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読みました。
日本家屋が持つ構造や薄暗さについて、西洋や機械と比較しながら褒めていく内容です。
二項対立が徹底しているので、難解な内容ではありません。なかでも「間」と「芸」についての言及は、自分のなかでは上岡龍太郎を彷彿させました。
“元来われわれの音楽は、控え目なものであり、気分本位のものであるから、レコードにしたり、拡声器で大きくしたりしたのでは、大半の魅力が失
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読みました。
日本家屋が持つ構造や薄暗さについて、西洋や機械と比較しながら褒めていく内容です。
二項対立が徹底しているので、難解な内容ではありません。なかでも「間」と「芸」についての言及は、自分のなかでは上岡龍太郎を彷彿させました。
“元来われわれの音楽は、控え目なものであり、気分本位のものであるから、レコードにしたり、拡声器で大きくしたりしたのでは、大半の魅力が失