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【書籍紹介】山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』

こんにちは!今回は書籍紹介です!


1. 概要

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』は、公認会計士・税理士の山田真哉先生によって書かれた、会計初学者向けの会計に関する書籍です。

身近な出来事の疑問から、会計の重要なエッセンスを学び取れる良い書籍でして、今回紹介させていただきたいなと思いました。

「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方のために…と謳っている通り、以下の様な身近な事例から、会計の重要な考え方を学ぶことができます。

・さおだけ屋はなぜ潰れないのか? -利益の出し方-
・ベッドタウンに高級フランス料理店の謎 -連結経営-
・在庫だらけの自然食品店 -在庫と資金繰り-
・完売したのに怒られた! -機会損失と決算書-
・トップを逃して満足するギャンブラー -回転率-
・あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか? -キャッシュ・フロー-
・数字に弱くても「数学のセンス」があればいい -数字のセンス-

目次より

2. おすすめポイント

ポイント1: 身近でユニークな出来事から「会計」がわかる
ポイント2: 「会計」といっても高度な数学の素養や暗記力は求められない
ポイント3: 難しい専門用語がそこまで出てこない

3. 心に残ったフレーズ・引用

ひとつひとつの章が身近でユニークなエピソードと共に展開されながら、会計の重要なキーワードや考え方について、解説されていきます。話が面白いのももちろんのこと、エピソード自体と専門知識の解説のバランスが非常によい塩梅でまとめられていて、すんなりと頭に入ってきます。

特に、山田先生のユニークさが際立つ所で、印象に残っている部分がありまして…

ベッドタウンにある高級フランス料理店のお店は、まるで銀座にある100円ショップのように、商売の原則を明らかに無視した商売をしているといえる。それなのにそういったお店が何年もつづいているとなると、かなりの違和感があるのだ。

あまりにも不思議だから行ってみた

エピソード2「ベッドタウンに高級フランス料理店の謎」より

なんと実際お店まで行って謎を解明しているのです。「そこまでするか!」と思わずクスッとしてしまいました。笑

4. こんな人におすすめ!

  • 会計初学者

  • 細かい専門用語の理解より、会計の大まかな考え方を知りたい

  • ストーリーの面白さも欲しい

5. まとめ

会計初心者向けの内容で、身近な事例を基にして会計への興味を促してくれる、すごく良い本だと思いました。

私自身は公認会計士なので、何か新しい視点が得られたか?と言われるとあまり多くはないのが正直なところですが、読み物として面白いです。あまりないですよね、こういう本。

家族や友達に紹介したいと思いました!

📖 みなさんも、ぜひ一度手に取ってみてください!


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