4歳児の挑発行動からの学び。「腹が立つ!」の研究
我が家の次男4歳、最近、挑発的な行動が目立つようになりました。
もともと、主張強めのエネルギッシュな性質ですが、最近目立つのは・・・
悪いってわかっていることを、わざとする(叩く蹴る投げる噛む)
人を困らせて喜ぶ(通せんぼ、他人のものをとる)
注意されても無視
ああ・・・私、これまでの関わり方を間違えたかなあ・・・
困ったなあ・・・。
と思いながら、
里親研修で学んだことを思い出し、調べてみると
どうも、愛情を試すための「試し行動」みたいです。
母としては愛情表現は惜しんでいないつもりなので・・・。
愛情不足っていわれると凹むのですが、
ちょっと調べたところによると、成長過程で見られるものらしく
適切に対応していけばおさまるそうです。
そう、私は日々次男に試されています。
試し行動の意図としては、「悪さをしても僕を愛してくれるかの確認」と言われます。
どんな状況でも無償の愛を示せるのか?
どこまで怒りを堪えられるのか?
どこまで大人な対応ができるのか?
試される日々。
試されてもいつも落第って感じ。
冷静な対応、全然できなーい😂
とりあえず、1日1回以上ハグして大好きだよ〜っていうことだけは
続けようと思います・・・。
ここからが本題です。
腹が立つ時
自分の心を見つめてみると、結構、発見があります。
なぜ腹が立つのか?
なぜあのとき腹が立ったのか?
考えてみると
気づいてなかった自分の姿が見えてきたりするんです。
今日は、次男に試されて気づいたことについて書いてみたいと思います。
自覚なき脅し文句
試されて気付かされることは色々ありますが、そのうち一つが、自分の発言について。
子育てにおいて
「脅しはよくない」というのは一応知識として頭に入れてます。
お化けくるよ!とか
お菓子あげないよ!とか
サンタ来ないよ!とか
言わないように、(一応)気をつけていますが・・・。
それ以外に
”脅してないつもり”で脅しみたいな伝え方になってたってことに気がついて、びっくりしました。
どういうことかというと・・・。
「怪我するから、走らないで歩いて!」
「そんなふざけ方してたら本当に危ないよ!死んじゃうよ!」
「意地悪してたら、一緒に遊ぶの嫌になっちゃうよ!」
「そのカッコいい服、引っ張ったら伸びて着られなくなるよ」
「おもちゃ壊れて遊べなくなっちゃうよ」
そういうことを言った時に最近次男が
「いいよ(ニヤニヤ)」
って返してくるんです。
この「いいよ」って言われた時。
プッチーン
頭に血が昇ってカーッとする感覚を感じます。笑
さすがにこの露骨な挑発に逆上したらダサいので、かえってボソボソ静かに諭したり、口を閉じて淡々と実力行使(危ないものを取り上げるとか)というのを日々修行しています。修行と思って・・・。
だけど、なんで「いいよ」でこんなに腹が立つんだろう?って考えました。
「これ、脅しが効かなくて怒ってるってこと?!」
っていうのが最近の驚き。
脅しっぽいことは言わないように気をつけていたつもりでした。
内容としては脅しではなくて事実(誇張もありますが・・・)のつもりで。
怪我するよ、とか
大事なおもちゃで遊べなくなるよ、とか。
だけど、ネガティブな結果を伝えて
相手をコントロールしようという意図があれば
それは、脅し、なんだろうなあ。
そういう言葉でこれまでも無意識に子供を傷つけていたかもなあと思うと
しんみり反省。
状況によるし、人に迷惑をかける時や、本当に危ない時は、きつい伝え方も必要とは思いますが。
大人でもそうですけど、相手が子供でも
「相手をコントロールしようという心」は要注意だなあ、と思いました。
思いやりの気持ちで伝えてくれたんだな、って分かればいいですが
「言うことを聞かせてやろう」という気持ちが全面に出てたら・・・
大人同士のコミュニケーションで想像したら、嫌ですよね。
うーん、相手が大人だったらどう伝えるかなあ・・・。
「危ないから歩く方がいいんじゃない?」
「お母さん心配だから歩いて欲しいなあ」
ってやんわり言う?
うーん、危ない時にもそれでいいのか・・・試してみようか。
何かを全部に当てはめることはできないけれど、
「相手を従わせようとしている」と自覚することで、不要な「脅し風の注意の仕方」は減らせる気がしました。
ネガティブなことを伝える時も、あくまで「思いやりから教えてあげていること」ということが相手にきちんと伝わるように心がける方が、お互いにとって良さそうです。
たぶん、次男も、思いやりの気持ちで教えてもらっていると感じれば「いいよ(ニヤニヤ)」とは言わないはず。(たぶん・・・)
次男の試し行動、もう少し観察してみようと思います。
子どもの存在
こんな感じで、腹が立った時は
「私なんであんなに腹が立ったんだっけ?」って考えるようにしてます。
何かが、思い通りにいかなかったから腹が立ったのであって
その「自分が何か思い通りにいかせたいものってなんだっけ?」と言う問いから新たな自分が見えたり、します。
そして、こどものせいじゃなくて、私の都合だったなあ、って冷静に反省できたりします。
そうすると、子どもたちに対して
「さっきはキツくいってごめんね」
っていう言葉も、渋々じゃなくて、素直に、言えるようになってきました。
これを繰り返して
怒らない穏やかな人間になれたらどんなにいいか・・・と思います。
実際それは私には難しそうですが😭
せめて怒りを「相手にぶつけない」、というのは、訓練できるかも。
まだ道のりありますが・・・、子どもたちに試されながら修行していきたいと思います。
つくづく、子どもは、知らない自分に気づかせてくれるなあ、と思います。
日頃いい人ぶっている私の仮面を、遠慮なく剥がしてきます。
剥がされて、あれ、仮面だったのか・・・と思ったり
あれ、私、こんなことを望んでいるのか・・・と思ったり
腹が立つ時っていうのは一番それが知らされる感じがします。
子どもと大人は、見えてる世界が違います。
物理的には同じ家に住んでいても
精神的には住んでる世界が違う。
大人同士でも、もちろんそうだけど、
子どもとの間はもっと距離がある気がします。
どっちかが正しいわけじゃないこと、ちゃんとわかってますか?
って問われている気がします。
自分の世界を誰かに押し付けていないですか?
きちんと相手を尊重できていますか?
いろんな面から試される子育てです。
見えなかった自分の一面から目を逸らさずに、学びにしていきたいなと思います。
頭では分かっていても、実践の難しいことばかり・・・。
そう考えると、修行させてくれる次男の挑発行為もありがたいと言えるかもしれないです。
・・・・。
いや、やっぱり有難くはないので、早く成長してもらいたいです😭笑
ここまで読んでくださってありがとうございました!