京都新聞 note

浅く深く、広く狭く、薄く分厚く。京都と滋賀にこだわり続け、歩き続けて得たニュースのかけらたちがあります。するすると手のひらからこぼれ落ちそうな、そんなかけらがお役に立つのなら。地元新聞社の記者ならではの視点で伝える記事をnoteから全国の読者にお届けします。

京都新聞 note

浅く深く、広く狭く、薄く分厚く。京都と滋賀にこだわり続け、歩き続けて得たニュースのかけらたちがあります。するすると手のひらからこぼれ落ちそうな、そんなかけらがお役に立つのなら。地元新聞社の記者ならではの視点で伝える記事をnoteから全国の読者にお届けします。

マガジン

  • 今日も気づけば漁港釣り

    アジやイカ、キス、カサゴ、メバルー。魚種が豊富な丹後半島の日本海は、堤防からの釣りでもさまざまな獲物が狙えて面白い。一方、お目当ての魚が釣れず、やきもきすることも多々あります。2021年秋に宮津市へ赴任した直後に海釣りを始め、現在はルアーでアジを狙う「アジング」を極めるべく足しげく漁港に通う記者が、釣果や景色、釣った魚で作る料理を紹介します。さて、今日は何が釣れるのやら…。

  • 記者の書方箋

    2020年、未知のウイルスが世界中の人々を不安に陥れました。まだウイルスの全容が知れない中、学校や幼稚園は休校になり、街角からは人の姿が消え、私たちの「ステイホーム」が始まりました。そんなころ、見直されたのが読書でした。読んだことのないジャンルに挑戦、家族と一緒に読書など、普段と違う時間が作れるかも。そのお手伝いとして、京都新聞社の記者がそれぞれ思いを込めた一冊を紙面で紹介しました。あの頃の空気感も含め、note読者の皆さんにも紹介します。

  • 新聞整理のオキテ

    日々、みなさんのお手元に届く紙面。毎日、別の記事が各紙面を飾ることで、それぞれの面でニュースの格付け判断が行われ、紙面編集のルールに沿い、見出しの工夫や紙面のアレンジなどが施されて、その日一度きりの紙面が作られていきます。この欄では、紙面編集にまつわる約束事や禁じ手などを通じて、読者のみなさんに新聞紙面に親しんでもらいたいと思っています。

  • 700万人時代 認知症とともに生きる

    日本では2025年に認知症の人が700万人を超えるとされます。認知症を病気ではなく個性として捉え、本人や家族を支援しながら、どのように「ともに生きる」社会を実現していくのかを伝えていきます。 認知症の本人の言葉を通して読者と一緒に考える記事や、本人たちが感じている世界を再現する写真特集などをアップします。 新聞連載は2022年、関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する坂田記念ジャーナリズム賞を受賞しました。 4月8日~5月8日まで、写真展「心の糸」を開催します。詳しくは以下のURLまで。 https://www.kyotographie.jp/kgplus/exhibitions/2022/kazuhiko-matsumura/ 毎週木曜に記事をアップします。

最近の記事

滋賀からめざせJリーグ!おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく~2024③

Jリーグを目指す滋賀県のサッカークラブ「レイラック滋賀」のファンになって19年目。いつの間にか白髪が増え、体力もすっかり落ちたけど、クラブはJ入りに向けて全力疾走中。そんなクラブに置いて行かれないよう、今年も応援を続けていきます。  前回の記事はこちらから 成績不振・監督交代  暑い、とにかく暑い夏でした。JFLは8月に中断期間がありますが、7月でも試合はほどんどが日中に行われます。選手はもちろん、応援しているサポーターにも容赦なく灼熱の太陽が照りつけます。そんな中で声を出

    • 滋賀からめざせJリーグ!おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく~2024②

       雨の多い季節になりました。湿気に弱いオジさんの心も、もやもやと湿気気味です。JFLは、全日程の3分の1(10試合)を終えました。レイラック滋賀は5勝4敗1分けの6位。首位とは勝ち点8差です。まだ優勝、昇格は十分狙えるし、試合内容自体も悪くはないんやけど、どうにも波に乗り切れへん。勝ったと思ったら次は負け。連勝はまだ1度。チャンスを決めきれへんうちに失点してしまう。そんな試合が目立ちます。天皇杯滋賀県代表の座も逃してしまったしな。  6月2日に忍者の里・甲賀市陸上競技場で

      • 滋賀からめざせJリーグ!おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく~2024①

         Jリーグを目指す滋賀県のサッカークラブ「レイラック滋賀」のファンになって19年目。いつの間にか白髪が増え、体力もすっかり落ちたけど、クラブはJ入りに向けて全力疾走中。そんなクラブに置いて行かれないよう、今年も応援を続けていきます。  前回の記事はこちらから   啓蟄から数日後の3月10日朝、虫やカエルの目覚めと共に、オジさんものっそりと布団から這い出します。前日の夜勤も苦にせず、珍しく早起きです。そう、この日はJFL2024年シーズン、われらがレイラック滋賀の開幕戦。さあ

        • 滋賀から目指せJリーグ ! おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく その⑤

            Jリーグを目指す滋賀県のサッカークラブ「レイラック滋賀」のファンになって18年目。いつの間にか白髪が増え、体力もすっかり落ちたけど、クラブはいっこうにJ入りできず。それでもめげないオジさんサポーターは、めげないクラブと今年も歩んでいきます。 前回の記事はこちらから 激動のシーズン後半  前回の投稿からずいぶん空きましたが、この間われらがレイラック滋賀は激動のシーズ ンを過ごしていました。まずは監督交代です。前期を首位と勝ち点1差でターンしたところ まではお伝えしまし

        マガジン

        • 今日も気づけば漁港釣り
          8本
        • 記者の書方箋
          14本
        • 新聞整理のオキテ
          5本
        • 700万人時代 認知症とともに生きる
          11本

        記事

          新米サポーター スタジアムへゆく⑤ 2022年10月1日第31節鳥栖戦(J1第31節 アウェー)

           サッカーをしたことも観たこともなかった記者が、熱烈な京都サンガF.C.サポーターである職場の先輩に連れられて観戦に行きました。すると、自分でもびっくり、とても楽しくてはまってしまいました。いまだにルールはほとんど分かりませんが、昨シーズンのサンガ観戦を振り返り、観戦にはまっていく過程を絵と文でお届けします。 前回の記事はこちら やって来ました、初遠征!  ついに、初めての遠征に行きました。行き先は佐賀県の鳥栖。イラスト担当の伊藤和佳奈さんも一緒です。午前9時50分にJ

          新米サポーター スタジアムへゆく⑤ 2022年10月1日第31節鳥栖戦(J1第31節 アウェー)

          ビデオゲームの歩みを旧小学校舎で体感    大阪・山中渓で開催中の第2回「レトロゲーム博物館計画 資料展示会」

           JR京都駅から電車を乗り継ぎ、大阪環状線を経て阪和線に至り約1時間50分。大阪府阪南市の山中渓(やまなかだに)駅に降り立った。 大阪と和歌山の境の山中に何が…  阪和線の駅としては大阪府最南端の駅として知られ、大阪市街地の高層ビルが立ち並ぶ風景からは一転、駅名が土地柄を示すように、周囲にはのどかな山中の自然が広がる。ここへはキャンプを楽しみに来たわけでも、いわゆる「秘境駅」を満喫しに来たわけでもない。この地でビデオゲームの誕生から、十数年前ほどまでに登場した数々の「レト

          ビデオゲームの歩みを旧小学校舎で体感    大阪・山中渓で開催中の第2回「レトロゲーム博物館計画 資料展示会」

          今日も気づけば漁港釣り 9振り目

           アジやイカ、キス、カサゴ、メバルー。魚種が豊富な丹後半島の日本海は、堤防からの釣りでもさまざまな獲物が狙えて面白い。一方、お目当ての魚が釣れず、やきもきすることも多々あります。2021年秋に宮津市へ赴任した直後に海釣りを始め、現在はルアーでアジを狙う「アジング」を極めるべく足しげく漁港に通う記者が、釣果や景色、釣った魚で作る料理を紹介します。さて、今日は何が釣れるのやら…。 前回の記事はこちらから また、釣りの話からは始まりません  土、日曜の休みの過ごし方といえば、

          今日も気づけば漁港釣り 9振り目

          滋賀から目指せJリーグ ! おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく その④

            Jリーグを目指す滋賀県のサッカークラブ「レイラック滋賀」のファンになって18年目。いつの間にか白髪が増え、体力もすっかり落ちたけど、クラブはいっこうにJ入りできず。それでもめげないオジさんサポーターは、めげないクラブと今年も歩んでいきます。 前回の記事はこちらから J3加盟申請! 今回は「こんなお店がスタジアムに!」の予定でしたが、急きょ内容を変更します。オジさんにとっては京都新聞1面トップ候補!のニュースが飛び込んできたからです。  本紙スポーツ面でも報じていまし

          滋賀から目指せJリーグ ! おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく その④

          いろんな「発祥の地」をめぐる〈スポーツ編〉 洛中洛外を(もっかい)(一人で)あるく・その漆

           2009年4月から1年間、京都新聞市民版で連載した「中村武生さんとあるく洛中洛外」。京都在住の歴史地理史学者の中村武生さんが、京都のまちに残る秘められた歴史の痕跡を紹介する内容だった。連載当時、中村さんと京都のまちを歩いた担当記者が、今度は一人でもう一度、興味のむくままに歩いてみた。 前回の記事はこちら いろんな碑が登場します  「鳴くよウグイス」でおなじみ794(延暦13)年の建都以来、明治維新まで日本の中心だった京都。明治以降も学生の街として、新たな風を起こしてき

          いろんな「発祥の地」をめぐる〈スポーツ編〉 洛中洛外を(もっかい)(一人で)あるく・その漆

          滋賀から目指せJリーグ ! おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく その③

            Jリーグを目指す滋賀県のサッカークラブ「レイラック滋賀」のファンになって18年目。いつの間にか白髪が増え、体力もすっかり落ちたけど、クラブはいっこうにJ入りできず。それでもめげないオジさんサポーターは、めげないクラブと今年も歩んでいきます。 前回の記事はこちらから やってきたレジェンド  4月16日、滋賀県東近江市の布引グリーンスタジアム。この日の対戦相手は、南からやって来はりました。その名は「沖縄SV」。今季JFLに参入したばかりのクラブですが、とんでもない選手が

          滋賀から目指せJリーグ ! おじさんサポーター、レイラック滋賀とゆく その③

          50年前、京都の水族館にいたスナメリ、どんな生き物?もっと詳しく!  ~京都新聞ニュースサイトより

           京都新聞のニュースサイトで、50年前に京都にあった水族館について調べた記事を配信しています。  八瀬遊園で飼育されていたとされる「スナメリ」という生き物。一般的な認知度はどれくらいだろう・・・と心配になり、勉強も兼ねて宮島水族館(広島県廿日市市)に取材をお願いしました。記事の中では簡単な説明にとどめていますが、今回のnoteではスナメリの個性をもっと詳しくご紹介したいと思います。  よろしくお願いします。自分はスナメリを何度も見ているのですが、意外と読者の皆さんはご存じ

          50年前、京都の水族館にいたスナメリ、どんな生き物?もっと詳しく!  ~京都新聞ニュースサイトより

          新米サポーター スタジアムへゆく④ 2022年9月3日第28節神戸戦(J1第28節 ホーム)

           サッカーをしたことも観たこともなかった記者が、熱烈な京都サンガF.C.サポーターである職場の先輩に連れられて観戦に行きました。すると、自分でもびっくり、とても楽しくてはまってしまいました。いまだにルールはほとんど分かりませんが、昨シーズンのサンガ観戦を振り返り、観戦にはまっていく過程を絵と文でお届けします。  前回の記事はこちら 熱い思いは退勤時間も動かします  この日、私は出勤日。京都市内の京都新聞社の退勤予定時刻は19時。京都府亀岡市にあるサンガスタジアムでの試合

          新米サポーター スタジアムへゆく④ 2022年9月3日第28節神戸戦(J1第28節 ホーム)

          今日も気づけば漁港釣り 8振り目

           アジやイカ、キス、カサゴ、メバルー。魚種が豊富な丹後半島の日本海は、堤防からの釣りでもさまざまな獲物が狙えて面白い。一方、お目当ての魚が釣れず、やきもきすることも多々あります。2021年秋に宮津市へ赴任した直後に海釣りを始め、現在はルアーでアジを狙う「アジング」を極めるべく足しげく漁港に通う記者が、釣果や景色、釣った魚で作る料理を紹介します。さて、今日は何が釣れるのやら…。 前回の記事はこちらから ●いつもと少し雰囲気が違うようです  朋有り遠方より来たる  自然と

          今日も気づけば漁港釣り 8振り目

          【紙博&布博in京都レポート】地元記者が選ぶ!心ときめいたブース3選 紙博編

           ここからは、紙博パートに初参戦した廣瀬聡子がお送り致します。布博編(前編)をまだお読みになっていない方は、こちらからどうぞ。  取材前日まで、きらきらした商品であふれた商品カタログとにらめっこし、限られた時間でどのブースにお伺いするか悩み抜きました。叶うことなら気に入ったブース全てで取材したかったのですが、今回は厳選して3つご紹介します。 ▼文具雑貨「forme.」  最初に訪れたのは「forme.(フォルム)」さんのブースです。  マスキングテープや便せん、メモ帳

          【紙博&布博in京都レポート】地元記者が選ぶ!心ときめいたブース3選 紙博編

          【紙博&布博in京都レポート】地元記者が選ぶ!心ときめいたブース 布博編

           一生かけても使い切れるか分からないカラフルなマスキングテープの山、もう入れるものが見つけられないけれど集めてしまう巾着袋やポーチ、眺めるだけで幸せな気持ちになるメモ帳…。私・加藤華江の家には、こういったものがたくさんあります。  今、「あるある!分かる~」と思った読者の方は、このイベントについて一度は聞いたことがあるかもしれません。手紙社(東京都調布市)主催の「紙博&布博」です。東京や神戸でも開催されているので、行ったことがある方もおられるでしょう。  2023年4月2

          【紙博&布博in京都レポート】地元記者が選ぶ!心ときめいたブース 布博編

          【京都「丹後・魚っ知館」】5月末で閉館の水族館 飼育員さんの話、もっと聞きたい!

           京都府宮津市にある府北部唯一の水族館施設「丹後・魚っ知館」(以下魚っ知館)が2023年5月30日に閉館します。京都新聞のニュースサイトでは、魚っ知館の4人の飼育員さんに、閉館前最後の連休にぜひ見に来てほしい生き物と、魚っ知館の思い出をお聞きした記事を配信しました。  実は、魚っ知館の飼育員さんは全部で6人いらっしゃいます。今回は、取材時にお会いできなかった残り2人飼育員さんの紹介と、記事本編では書き切れなかったこぼれ話を紹介します。 ▼推しはミノカサゴとクラゲ、糸井美奈

          【京都「丹後・魚っ知館」】5月末で閉館の水族館 飼育員さんの話、もっと聞きたい!