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父親の介護 認知症 

自分で腹痛を訴え、救急車で病院に運ばれたあと、持病の大動脈瘤が大きくなり、腸が圧迫された為に、手術のため病院を移りましたが、認知症がすすんだせいか、持って生まれた性格のせいなのか、全く食べようとしないのです。血液の数値、栄養状態、体力低下で手術ができないのです。
点滴による栄養回復を願っていますが、本人の体は徐々に痩せてきているように見えました。
将来の可能性を考え、悩んでいます。
手術をして、治療箇所をなくして施設入所と考えていましたが。。


■悩んでいる理由
高齢施設でも経験する難しいケースがあります。それは、入院し、本人の身体は元気で、しっかり受け答えもできる。でも食べない方、もしくは食べれない方。
 点滴や胃ろう等の延命治療は要らないと意思表示が確認されている。

ということは、治療はない。
病院にいる必要がなくなった、と、言う事になります。
看取りということで、家に戻れるが、家族は仕事で毎日は見れない。

すぐ施設に入所できるか?
看取りと解っていて、新規入所は受け入れないケースが多いでしょう。

■介護職員の気持ち
施設入所していて、徐々に老衰で元気がなくなり、ご飯も食べれなくなってきた看取りの状態は、受け入れやすい。
しかし、誤嚥性肺炎になりやすかったり、喉が詰まりやすい為に口からの摂取は不可能と医師から指示が出た方、そして胃ろう等の経管栄養も拒否された方は、施設職員にとってケアするのは、精神的にきついのです。

過去の経験ですが、認知症の方で、誤嚥性肺炎を繰り返し、発熱を繰り返していました。入院となり、医師からは、家族に年齢的にも胃ろうの手術は厳しい、口からの摂取はリスクが高いと、説明があり、悩まれた末に、施設に看取りとして返してほしいという希望でした。
私の判断で、最後は住み慣れたこの施設で最期を。と、いう思いで帰って来られましたが、職員から、どうしてあげれは良いかわからない。

ナゼなら、認知症で自分の状況はほぼ理解できていない。喉が乾くと訴えられていました。でも、口からの食べ物、飲み物は与えてはいけないと指示が出ていたのです。

数日後には、その方は亡くなられましたが、職員たちには、色々な感情が残りました。
私達に何ができなのでしょう。

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