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かいごの基本 プロペト(軟膏)の活用
冬といえば乾燥、手荒れ等よく言われます。
保湿クレーム、ハンドクリーム等色々塗る場所によって選ばれていることでしょう。
私は保湿クリームが高齢者介護に必需品と考えています。
入院の基本セットにも入っているところもあります。私の経験では、娘が赤ちゃんときにもベビーオイルとホワイトワセリンが必要でした。
介護現場で便利だったのは、プロペトです。ホワイトワセリンと同じだと想います。
万能な軟膏で、色々な軟膏のベースとなっているそうです。もちろんステロイドは入っていません。
■高齢者皮膚トラブル予防
乾燥予防
オムツかぶれ予防
排泄かぶれ、摩擦予防
褥瘡予防
色々な場面で使用できました。
特に私が使用したケースは、入浴後の保湿です。
冬場は、入浴後にほぼ全身に塗っていました。
乾燥箇所が人によって違いますが、首元、手の甲、肘、背中、胸の裏(女性)、鼠径部(俗称コマネチ)、膝、かかと、足の甲。
耳の裏、小鼻等も薄く塗りました。
他には、排泄介助のときに、下剤で排便が多い時は肛門あたりが赤くなっているので薄く塗ることで肌荒れ防止に役立っていました。
オムツの当たる皮膚部分も動くと擦れる可能性のある場所に塗っていました。
「かゆく」なってからでは遅いのです。
ある程度の年齢が来れば、理解可能でしょうが、今からお年寄りの特徴を知っておいて下さい。
家族の介護が来た時に備えましょう。