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寓話篇|ウサギと教訓のない寓話...【新人読書日記/毎日20頁を】(22)

「ブッシュマンの民話」、121-140頁、読了です。

今回のお話に登場するトビウサギは記事のカバー画像のように、前足が短く、後ろ足が長くて力強そうな小型動物です。一見ウサギに見えるので、ウサギと名付けられていますが、本当は兎形目(ウサギ目)じゃなくて、ネズミと同じ齧歯目(ネズミ目)だそうです。

ところが、話の中では、トビウサギは元は普通のウサギであったが、雷で前足を萎えさせられたために、前足の弱いトビウサギになったと説明されています。

トビウサギの話の次には、いたずらの天才、ウサギが登場します。一般の寓話の流れでは、いたずら者が罰に当たるといったパターンが、あるあるですよね。しかし、ここでは、ライオンやゾウを騙しまくるウサギは全く罰に当たらなくて済むのです。ちょっと寓話らしくないじゃないかと少し突っ込みたくなるところです。

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