妙蓮寺で過ごす夏の昼下がりは私たちだけ
京都はオーバーツーリズムと言われて久しいですが・・・。
実は静かに過ごせるところもたくさんあるのです。
その中の一つに先日訪れた妙蓮寺。
堀川寺ノ内を少し西に入ったところにある日蓮宗のお寺です。
この辺りは「妙」という字がつく日蓮宗の寺院が多いです。
西陣にたくさんある日蓮宗のお寺は西陣織に従事する人と関連が深いと言われていました。
山門をくぐり少し進むと芙蓉の花が咲いています。境内に芙蓉の花がたくさんあり、この時期から1ヶ月ほど、各種咲きます。その中でも酔芙蓉は朝は白、少しずつ色が変化し夕方には赤くなりそのまま窄んで散ります。
まさにお酒に酔っているように見えます。
御会式桜も有名。
10月13日の日蓮大聖人御入滅の日あたりから咲き始め、4月8日のお釈迦様の聖誕日である花まつりの頃に満開になる珍しい桜です。
花の寺とも言われるように、この暑い最中に藤の花も少し咲いていました。
そして、寺務所でご挨拶して、表書院へ。
こちらで冷たいお茶をと入れてくださいました。汗が滴る昼下がりにお心遣いがとても有り難かったです。
十六羅漢のお庭の説明をいただき、奥書院の襖絵も近くで拝見が叶いました。
奥書院の襖絵
幸野豊一 氏作
風の動きがわかります。
左にはカワセミも。
これらの襖絵を描かれた幸野豊一氏が何人かの師匠のもと、学ばれるというのは異例のことだったそうです。
上村松園、竹内栖鳳、そのほかにも。
詳しくはお寺で説明してくださいます。
この日はNHK文化センター連続講座「京都・女性のための癒し時間」で受講生の皆さんとご一緒しておりました。
お寺の方が10年ほど前に伺った時のことを覚えていてくださり、詳しくご説明くださりとても嬉しいことでした。
京都でこのように何度も伺うと、年数が経っていても思い出してくださることが良くあります。意外と世間も狭く、知り合いの知り合いは繋がっているということも。
人の悪いことは言えない文化もあり、それは良いことだなと思います。
扇風機をかけてできるだけ涼しくとお気遣いいただきましたが、なにぶん暑い日でしたので、拝観後、涼を求めて和菓子屋さんに向かいました。
こちらもほぼ貸切でゆっくりさせてもらいました。
インバウンドで人が溢れているとの報道が盛んに行われますが、意外と静かに楽しめる京都もあります。
京都で女性の心に寄り添う旅案内を、少人数の方を対象にしています。
ゆっくり味わいたい方、ご自身のペースで楽しみたい方はぜひご用命ください。
2時間程度、お試ししてみたいと思われましたら、体験受講もできますので
NHK文化センター守口教室まで。
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