プライベートレッスンで俳句作り
先日、日本語オンラインプライベートレッスンで、中国人女子Yさんに俳句を紹介した。
まだ16歳のYさん。俳句という言葉は、何となく知っていたけど・・・というレベル。
そこで、簡単に俳句の成り立ちと、代表的な俳句の内容説明の後、季節ごとにいくつかの季語を例示。
そして実際に作ってみよう!と言った私を、驚きの表情で見たYさんの顔が忘れられない。俳句を作るなんて、彼女には人生で初めての体験なのだから!
「五・七・五」と何回も指折り数え、真剣な表情の彼女。しばらくして、無事、完成!
桜咲く ピンクの海に 風が吹く
お~、ピンクの海というところが、とても幻想的できれい。満開の桜が、ピンクの海のようで、そこに風が吹くと、何とも言えない風情が漂う。
初めてにしては、なかなか上手だなあ・・Yさん、センスがいい!(と個人的に思う)
彼女は去年の秋に来日しているから、実際には日本で満開の桜をまだ見ていない。今年の春は、「ピンクの海」をしっかり見てほしい。
さて、Yさんが考えている間、私も一句。
入学を 指折り数え 夢多し
新しい高校生活が始まり、楽しみにしているYさんを詠んだ。
ただ私が俳句を作ったのは、中学生以来ではないかと思う。私自身、17音にうまく自分の思いを込めるのができないから、ずっと避けていた。ちょっと手の届かない存在のモノだと勝手に思っていた。
しかし今回、ん十年ぶりにひょんなことから俳句を作り、ほんの少し面白さに触れられた気がしている。何か、自分で縛ってたものを解き放った感じ。
それにしてもこの俳句、駄作だとは思うけれど、どこをどう直したら、よくなるんだろう・・・
TV『プレバト‼』に出演中の夏井いつき先生のような方に、ビシバシご指導いただけたら、うれしいんだけどなあ・・・
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