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思わず見入ってしまったパリ オリンピック男子バレーボール

昨日の男子バレーボールの試合は、素晴らしかった。
対戦相手は、世界ランキング第2位のイタリア。
1試合だけ見たら用事を片づけようと思っていたけど、
あまりの接戦、手に汗握る試合展開に、テレビから目が離せなくなった。

ものすごいスピードのサーブ、ブロックは鉄壁のごとし。
どんなボールが来ても、確実にレシーブし、
アタッカーにベストタイミングでトス。
そして、アタッカーは高く上がったボールを、まるでエビが反るかのような体勢で強烈に打ち込む。
なんて美しいのだろう?思わず見とれてしまう。
本当に、かっこいいな。

バレーボールの試合は、とてもリズミカルだ。
メンバー6人が一体となって、チーム固有のリズムに全員が身を委ねているかのようだ。
日本チームの力強い躍動感がじわじわと迫り、イタリアチームに、やや焦りも見受けられたと思うのは、私だけだろうか?

テレビの前で応援している私までハラハラ、ドキドキ。
このドキドキ感がたまらない。
選手たちの頑張っている姿が、私をドキドキさせるのだけれど。
こうして、バレーボールの試合を見るのって最高!大好きだ。


その昔、私が中学生だった頃、体育の時間にバレーボールの授業があった。
スポーツが苦手な私は、バレーボールの時間が嫌いだった。
サーブは入らないし、レシーブもできない。
飛んでくるボールが怖くて、コートの中で逃げ回っているから、
クラスメイトから、「ちゃんとレシーブしてな!」と当然の叱責。
だから、バレーボールの時間が憂鬱でならなかった。

今後、私の人生から「バレーボール」という言葉は葬られ、もう見ることもないだろうな…と勝手に思っていたら、なんと。

大人になってから、「バレーボールを観戦する」という新しい楽しみ方を発見したのだった。これは、楽しい。
やれなくても、見て応援することはできる。

以前、なんかの本で読んだけど、こうして声援を送るだけで、無意識に他の人に、自分の「福」を分けることを行っているらしい。
そうなのか・・・・

試合は、ほんのわずかの差で残念な結果となってしまった。
でも懸命に戦った日本チームから、
私は確実に「福」をもらったけれどな。









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京すずらん
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