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ドイツ ベルリン・フランクフルトへの旅⑦~ゼンケンべルク自然博物館と旅の振り返り~

ゼンケンベルク自然博物館。
前回の記事に引き続いて、私がフランクフルトに行きたかった第二の理由は、この博物館に行きたかったからだ。
私には第二の理由だが、恐竜大好きの息子にとっては、どこよりも行きたい場所だった。

前回の記事は、こちら。

1.ゼンケンベルク自然博物館

こちらは、フランクフルトの医学博士ゼンケンベルクによって建てられた。

建物の前には、ディプロドクス (写真はネットから)

通りを挟んで、博物館前にはティラノサウルスが存在感バッチリ!

中に入ると様々な恐竜の骨格標本が並べられていて、迫力あり。その中でも特にこの骨格標本に目が釘付け。

パラサウロロフスだ。

パラサウロロフス骨格標本(ネットから)

パラサウロロフスは、このような恐竜だと考えられている。


パラサウロロフス予想図(ネットから)

私は、数ある恐竜の中で、このパラサウロロフスが一番好きなのだ。白亜紀後期に北アメリカにいたと言われている。姿がユニークなところも魅力的!
あまり、大きくない恐竜かな?と勝手に思っていたのだが、全く違っていた。上の骨格標本を見ると、とてもデカい!
体長およそ10メートル、体重およそ4トンほどらしい。
やはり、実際に見てみるとこの大きさが身をもってわかる。
好きなパラサウロロフスが、見られて良かった。

2.特徴的な展示方法と画期的な検索システム

こちらの博物館も、館内が広くゆったり見られるのが嬉しい。恐竜の骨格標本、化石の他に、鳥や動物の剥製、鉱物の数々、人類の進化や海洋研究、地球の起源などが網羅され、体系的に展示されている。

その中でも、特にこちらの展示・検索方法はとても斬新だった。

このように、魚・貝・鳥・動物などの生き物と、化石などが一堂に展示されている。一体、何種類あるんだろう?
また、これが部屋の壁一面なのでとても大きく、展示物たちが迫ってくる。

そして、部屋の中央付近の機器で、より詳しく見たい生物のシルエットを軽くタップ。(上の写真の黄色い部分)

すると、大きな画像とより詳しい説明が表示。ドイツ語と英語があるので、英語を選んでみた。

それにしても、なんて迫力ある展示&画期的な検索システムなんだろう!
こういう展示の仕方や、検索システムは日本にあるんだろうか?
少なくとも、私が今まで行った博物館などではなかった・・・・

私自身つい面白くて、いろいろな生き物で何回もやってみた。これは、子ども自身が自分で学ぶ場合でも面白く興味深いし、保護者も操作がわかりやすく、小さい子どもにも展示内容が説明しやすい。

このように、来館者が一目見てよくわかるように工夫された展示や、検索システムが導入されているところに、新鮮な驚きを隠せなかった。
ドイツ・ゼンケンベルク自然博物館の工夫と個性、アイデアがよく表れていてちょっと感動!

私たちの心に残る博物館の一つになった。

3.今回の旅を振り返って

私たちは、無事にドイツ ベルリンとフランクフルトの博物館・美術館を巡る旅を終えた。
実を言うと、私は今回海外旅行をするのが、およそ15年ぶり。前回ヨーロッパに行ったのは遥か昔という、完全なる「浦島太郎」状態プラス不安が山盛りだった。

荷造り!(イメージ画像)

そのため、旅行に必要だと思われるものを次々とスーツケースに詰め込み、旅行前には大荷物!
それを見て、夫に「ジャングルの奥地に行商に出かけるのか?」息子に「月にでも行くの?」と、あきれられた。
結局、かなり荷物は減らした分、もろもろの不安を増やしての出発だったのだ。

・・・・それでも、なんとかなった。旅行中は、とりたてて深刻なアクシデントもなく、すべてが快適で楽しく、スムーズだった。

私が流暢でない英語で話しても、耐えて聞き、英語で答えてくれたドイツの人々。
気持ちよく送り出してくれた家族。
私たちの旅行を温かく見守ってくださった、旅行コンシェルジュのNさん。
その他、多くの方々にお世話になった。
ありがとうございます!

そして今回の旅は、「浦島太郎」だった自分への挑戦でもあった。不安の中で飛び出した私は、帰国した今、こうして文章にまとめながら、心の中に本当にたくさんの思い出と宝物を得たことを実感している。(それは、息子も同じ・・かな?今は同じと信じておこう・・・)

旅に出れば、自分が少しは成長できる!また違う自分に出会える!
これからも、いろいろな場所に行ってみたいな。

・・・早くも、次の旅行先を考えている私だ。


ベルリンで食べた「カリーヴルスト」


・長文をお読みいただきありがとうございました。
今回の旅行記録に書ききれなかったエピソードは、また折を見て綴っていきたいと思っています。



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京すずらん
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