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好きを伝えるって難しい

昔から、誰かに向けてその人の好きなところを伝えるのが苦手だった。

言わなかったところが好きじゃないみたいで、好きだと言ったところから少しでも背いたら私がその人のことを好きではなくなるみたいで。その感覚が、今もどうしても苦手だ。

一口にその人のことが好きだと言っても、いろんな感覚と想いがある。それを一度に伝えるのは難しいから、少しずつ少しずつ伝えていきたいのだけれど。どんなところを好きになったの?と聞かれると少し困ってしまう。その人の全部が好きだけど、でもこういうところは別にめちゃくちゃ好きなわけじゃないな、でもそこだってその人を形作るひとつなのであって。こんな思いが自分の中を駆け巡る。

好きだなぁ、と思った時に好きだというのが苦手だ。なんとなく照れくさいし、気持ち悪がられないかなぁ?なんて思ってしまう。

私がこんな感じだから、気持ちをストレートにぶつけてくれる人が好きだ。憧れであり、尊敬であり、自分が目指したいカタチの一つである。

大好き、好き、こんなところが好き、好き!
たくさん伝えていきたい、でも急かさないで欲しい。私の好きができるだけ真っ直ぐ、歪みなくあなたに伝わるように、頑張る時間をください。ゆっくり言葉を探すから、気長に待っててください。ゆっくりだけど、それもあなたが好きだから。好きなところ一つをとっても、色んな言い方があるはずだから。

好きを伝えるって難しい、でも伝えられたら嬉しいのは自分だって分かるから、精一杯伝えていきたいと思う。

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