焙煎レッスン開始
さて2月になりました。朝から気合を入れて今日から焙煎レッスンが始まるぞ!という勢いはなく、焦らずゆっくり自分のペースで計画を立てつつ頑張ろうと思っていた。
通常の珈琲焙煎はワニさんが普段通りするので、今日の生豆のハンドピックはボリビア(優等生)タイ(私は苦手)ケニア(一癖も二癖も手間を取る)メキシコ(普通かな)インドネシア(マンデリンはお利口さんハズが今日からの物は白いものが目立ち通常より時間がかかる)ドミニカ(個性的)とこなしていく。
あまりにもインドネシアのいつもとの違いが、今年は、気になるからワニさんい見せようと避けておいた。↓ね、見るからに口にしたくないでしょ。
焼いたら区別がつかないから生豆のうちにこういう豆は全部弾きます。
ワニさんに見せたら「まあ、こういうのも、稀に出てくるよ。収穫から随分日にちが経ってきたからね。ニュークロップが出る頃は戻るだろう」てな感じで言ってた。
そして、朝食をゆっくり食べながら今後の話をされた。
「いいかい、これから君は焙煎の勉強をしていくが、1番大事なことは焦らないこと。時間がかかってもいいから、ちゃんとした扱い方を覚えて、丁寧な作業ができること。そして、自分が納得できる味が安定して作れるようになってから、コーヒー豆の販売は考えたらいい。決して焦って利益がとか、こうならねばならぬなんて、思わないこと。大家にも君が焙煎の勉強を始めると言ったら喜んでたよ、中川ワニ珈琲とは別の形で名前をつけて自分の道を歩けばいいって、俺もそう思う。だから焦りは禁物、いいかい?」
と、口を3にして笑ってた。こんなに私が焙煎の勉強をするのを喜び、楽しまれても困るのだが、焦らないでゆっくりいこうと思うところは同じだったので、流石家族かな…と思いつつ時間は過ぎる。
さて、ワニさんは私が2籠にブレンドした豆に、間違いがないか確認されている間、火を観察する準備を始める。
私がこれから焙煎に使うluckyroaster(焙煎機)は直火である。今時のコンピューターやシステム管理されたものとは異なる昔ながらのものなので1番に炎の扱いをまずは目を通して体感し肌で感じる事が肝心かと思う。
「炎を覚えるのは難しいが、慣れだからね、俺が始めた頃はまだガス圧系も無かったから本当に目で火加減を追いかけることから始まったからさ!」
といいつつ焙煎が始まると中川ワニ秘伝の火加減調節の伝承が呪文のように始まる。口で言うのと目で見えるものの差は本当に大きく、微調整感覚はワニさんにしかわからことだなと思った(笑)
明日は、私のグアテマラのピーベリーが届く。自分用が届くってちょっと嬉しいもんだ。(どの口がいう?この口です)