そうじは焙煎機との会話
日々家の掃除をするよりも、焙煎機の掃除をしている方が多いのではないか?と思う昨今。焙煎日であろうとなかろうと、気がつけば自然と焙煎機の掃除をしている。
さて、今日は出荷日で朝からコーヒー豆の袋つめ。小さいものから大きものまで様々なグラム数があるのだけれど、私は個人的に大きい方が好きです。
袋づめが済むころ、ワニさんがのっしのっしと起きてくる。朝食を取られている頃は私は、箱詰めをしている。コーヒー豆を出荷する時、必ずお手紙をつけている。
手紙を書くのはワニさんの仕事なので梱包完了は手紙が入ってからになる。(手紙が)出来上がった順位それを入れていくのだけれど(そうすると封ができて完成)、今日はあと4つ残して私は夜の買い出しを兼ねた散歩に行く。
アトリエから歩いて30分ほどのところに池袋西武や東急がある。
ハブの役割の一つでもある池袋は、いろんな人種の人々が歩いているが、まさか毎日散歩のために歩いてそこにわざわざくるのは私ぐらいだと思うが、都市開発のススンダだ30分コースの道(電信柱1本もない)に、一つ謎がある。
家の近所あたりはワニさんが焙煎すると、コーヒーの香りが風に乗って舞い降りてくる。その匂いを嗅ぐ度
「まだ、焙煎してはるのか…、早起きしてすればいいのに。いや誰かと電話で楽しい会話がついつい夢中になって遅くならはったのかしら?」
と思うのだけれど流石に池袋都心近くまでは香りはしないのだが、いつも決まった時間、決まった場所でほんわかコーヒーを焙煎している香りがする。いったいどこで誰が?と思っていたが、今日発見した。ごくごく普通の住宅の窓が開いて焙煎するときだけ煙突を窓から出している姿を。まさか、こんな普通のお家で????と感心した。
自分が飲む分だけという感じの煙突ではない。趣味がこうじて、ここまで立派になりましたか…レベルの大きさにあっぱれと思いつつ、本当に今は猫も杓子も焙煎か?と思いつつ自分のことを思う。(私は、本当に豆が焼けるのであろうか?なかろうか?)
気を引き締めるんは焙煎機の掃除に限るんです。手間暇かける分愛情が私の方に傾いておくれよ焙煎機と思いつつ日々過ごしている。
焙煎するにあたり私とって、一番難解なのがダンパーなのだが、そのもの自体はピエロのような顔で、笑っているように見えるので可愛いと思う。
でも実際は8kg総重量100kgの焙煎機。
掃除をする度気持ちが引き締まる。私、本当にコーヒ焙煎できるのかしら?