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りんごが赤くなると医者が青くなる2

引き続きりんごについて書きます。

第1章 りんごとチェルノブイリの子どもたち希望の光
<前略>
ビタペクトとは、ベルラド研究所が開発したアップルペクチン添加食品の名前です。ネステレンコ博士は、615人の子どもを対象に、子どもたちの体内に取り込まれてしまった放射性核種セシウム137を排出するのに、ビタペクトが有効かどうかの治験を行ったのでした。 子どもたちの半数は、ビタペクトを1日2回、5グラムずつ、3週間、服用しました。 残る半数には、プラセボ (偽薬)として、なんの機能もない食品が与えられました。
治験中は、放射能汚染されていないクリーンな食事だけが子どもたちに与えられました。
<中略>
ペクチンを服用した子どもの減少率は66.6パーセントですが、服用していない子どもたちは13.9パーセントにとどまっています。驚くべき差です。
アップルペクチンが体内汚染を除去すること、それもかなり効率がよいことを、この治験は物語っています。

『林檎の力 』田澤賢治著

アップルペクチンを摂るだけでこの変化は圧倒的です。

摂ると減り、止めると増える被ばく量
この論文には、他にも注目すべきデータが色々あります。その中の一つに、汚染地区の村に住んでいる子どもたちの体内放射線量を5年間にわたって追跡し測定しているものがあります。最初、子どもたちの線量は、平均316ベクレル/1キログラムという高いものでした。この村がどんなところであるか分かりませんが、村があるゴメリ州 (ホメリと訳されることもある)は、チェルノブイリ原発事故の被害がもっとも大きい地区でした。子どもたちの被ばく量は徐々に低下していきますが、2003年と2004年に、なぜか急に跳ね上がってしまいます。その間は「ペクチン非服用」と説明されています。つまり、アップルペクチン添加食品を摂っていると放射線量は減っていくけれど、それを止めると、また上昇してしまうことを意味しているのです。ペクチンの効果がよく分かります。しかし、ペクチンは、放射線を抑えつけているわけでもないし、抑えつけるものがなくなると体内の放射線量が増えるわけでもありません。 第2章で詳しく説明しますが、ペクチンは、消化管の中にある放射性物質を吸着して、自分が便として出されるときに、これをいっしょに運び出しているのです。

『林檎の力 』田澤賢治著

食の勉強会にて、かつて体内に貯まった有害物質を排出する方法は、女性は胎児に男性は打つ手なしだとされてきましたが、食物繊維、塩、りんご(ペクチン)で排出することが可能だと習いました。
現実的に添加物の少ない食品を選ぶ努力をする、あとの毒は体の免疫機能とこれらの食材で排出して対処していけば、イベルメクチンもアビガンも効きがよくなると思います。

レベル7の原発事故
福島原発事故の映像や繰り返し行われた記者会見を見ながら、 チェルノブイリ原発事故のことを思い出した人も多いことでしょう。はじめは、国際原子力事象評価尺度(I NES)によれば、局所的な影響を伴う事故である 「レベル4」と発表されましたが、すぐに「レベル5」に引き上げられました。 これは、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故と同じレベルです。しかし、状況は日を追うごとに深刻さを増し、1カ月後、経産省の原子力安全・保安械は暫定的評価だとしつつ、「レベル7」 と発表しました。レベル7より悪いレベルはありません、レベル7は、史上最悪の事故とされてきたチェルノブイリと同じです。 「チェルノブイリ原発事故と同じ」ということに、「まさか、日本でそんなことが起こるはずがない」と多くの人が衝撃を受けたに違いありません。チェルノブイリの事故は、1986年4月26日に起きました。旧ソ連に属していたウクライナ共和国のチェルノブイリ原発3号機が爆発炎上して、大量の放射性物質が大気中に放出されたのです。原発は国家機密でもあったため、当時の西側の地図にはチェルノブイリの地名さえなく、パニックや機密漏洩を恐れたソ連政府は、事故が起こったことを公表しませんでした。ところが、突然、自国内の原子力発電所で高線量の放射性物質が検出されたスウェーデンが調査を開始し、ソ連内のウクライナ共和国とベラルーシ (白ロシア)共和国の国境付近で異変があることを特定。 ヨーロッパ各国に追及されて、ソ連は原発事故の事実を認めたのでした。このときは、10日間にわたって大量の放射性物質が放出され続けました。大気中に放出された放射性物質の量は、10トン前後、14エクサベクレルに達すると推定されています。空には放射能雲が出現して、ウクライナ、ベラルーシ、リトアニアへと広がり流れていきました。 汚染はヨーロッパ諸国に広がり、結局、北半球全域に拡散したのでした。このとき、爆発によって放出された放射性物質の3分の2がベラルーシに落下したといわれています。

『林檎の力 』田澤賢治著

チェルノブイリ原発事故の件につきましては、アメブロのゲランドの塩物語にも書いてありますのでこちらも是非お読みください。

ネステレンコ博士と民間研究所の役割
ネステレンコ博士がドイツをはじめとする海外のNGOなどの支援を受け、民間の研究機関としてベルラド研究所を創設したのは1990年でしたから、ソ連が解体する前年ということになります。博士は、ベラルーシ科学アカデミーの会員であり、原子力エネルギー研究所の所長をつとめた科学者ですが、事故後、住民を被ばく被害から守るために奔走し、事故の被害状況の公表や対応をめぐってソ連政府、ベラルーシ政府を批判し、対立した人物だそうです。事故の事実すら隠そうとする秘密主義の国で活動するのは容易ではなく、海外の支援がこれを支えました。こうした状況下で設立されたベルラド研究所の目的は「放射能から人々を守る」ということでした。2011年10月、NHKのBS放送で、「チェルノブイリ原発事故 その10年後」というドキュメンタリー番組が放映されました。 これは1998年にスイスで制作されたドキュメンタリーの再放送だそうですが、今は亡きベルラド研究所のネステレンコ博士が取材を受けており、汚染地区で活動を続けてきた自分も、体内の酵素を作る能力が失われているため、食べられるものがわずかしかないという発言をしています。ドキュメンタリーでは、放射線量を測定する 「ホールボディカウンタ」を積んだ自動車で、汚染地区を巡回する様子が映し出されていました。「ホールボディカウンタ」は、椅子に座るだけで、体内から放出されている電磁波(ガンマ線)をとらえて放射線核種の種類や強さをコンピュータで解析するもので、ベルラド研究所が開発したものです。セシウム137とアップルペクチンの治験も、このホールボディカウンタを使って、放射線量を測定したと分かります。来日した副所長映像では、測定が終わると、その場で結果が渡されていました。高い数値が出た子どもには、その原因は何かを検討して、本人や親に対して食生活を変えるように、博士は指導をしていました。原因のほとんど、いや、ほぼ100パーセントは食べ物にありました。 ひどい汚染をしていることが分かっている川魚を子どもに食べさせている親がいたり、もっとも汚染が懸念される野生のきのこを、子どもたちが大量に食べたりしていたのです。

『林檎の力 』田澤賢治著

放射能汚染され生物濃縮されたものを食べているのならその毒が蓄積されてしまいますよね。何も知らないことが怖いことです。

ドキュメンタリーでは、そんな子どもたちに、 ネステレンコ博士がアップルぺクチン添加食品を渡す場面がありました。2011年10月には、現ベルラド研究所副所長ウラジーミル・バベンコ氏が来日しています。バベンコ氏によれば、同研究所は、これまで1カ所の汚染地域にセンターを設立しく、食品の汚染の調査をし続けています。またホールボディカウンタの専門家を養成し、400万人もの人々の体内放射線量を測定してきたといいます。学校周辺や森などのサンプルを採取・測定してホットスポットの地図を作る、あるいは、汚染の影響を抑える料理法の教育などの活動も行ってきました。ちなみに、ベルラド研究所では『自分と子どもを放射能から守るには』というパンフレットを作り配布していますが、その日本語版が、ベラルーシ在住の辰巳雅子さん訳、今中哲二さんの監修で、日本でも発行されています。良書です。何をどのように食べたらよいかをはじめ、生活全般へのアドバイスがなされていますので、ぜひ、参考にしてください。

『林檎の力 』田澤賢治著

書籍化されていますね。
私はまだ読んでないですけど、図書館にも置いてあると思うので興味があれば借りてみると良いと思います。

さて、バベンコ氏は、体内のセシウム排泄のために、最初は、ウクライナで開発された「ヤブロペクト」というサプリメントを使ったそうです。これもアップルペクチンをベースにする食品でしたが、高価なものでした。そこで、ベルラド研究所でも、独自に、アップルペクチン添加食品(ビタペクト)を開発したと、バベンコ氏は説明していました。多くの人に摂ってもらうには、安価であるということもたいへんに重要です。汚染地区の健康被害では、チェルノブイリ・ゾーンでは何が起こっていたのでしょうか。チェルノブイリ原発事故の3時間後、原発から30キロ圏内のすべての住民が強制避難し、さらに100キロ以内からの退去も含めると、約4万人もの人々が家を離れなければなりませんでした。しかし、その後もホットスポットが次々に見つかりました。「リクビダートル」と呼ばれる、事故の処理に当たった兵士や消防士、復旧作業を行った人は、60万~30万人にのぼりますが、 その80パーセントが健康を損なったといわれています。 事故直後に放射線急性障害によって亡くなった人 (28人)に、その後、別の理由(ガンなど)で亡くなった人を合わせると、約50人の死者が出ています。2~3年後、汚染地区の子どもたちに甲状腺ガンが多発し始めました。 小児甲状腺ガンは、事故時に0~5歳だった子どもにとくに集中していました。事故から1年後の2005年9月、ウィーンのIAEA(国際原子力機関) 本部(オーストリア・センター)で、チェルノブイリ事故の国際会議が開かれ、「チェルノブイリ・フォーラム」は、それまでの事故影響の健康被害についてまとめたレポートを発表しています。「チェルノブイリ・フォーラム」は、IAEA、WHO(世界保健機構)など国連機関にウクライナ、ベラルーシ、ロシアの代表が加わって2003年に設置され、100人以上の国際的な専門家がかかわっているといいます。そのレポートは、「放射線被ばくにともなう死者の数は、将来ガンで亡くなる人を含めて4000人である」と結論づけました。
<中略>
リクビダートルのとくに被ばく線量が多いグループで、白血病が2倍に増加しているという報告は線量評価が不正確だとされ、一般住民に白血病が増加したという報告は、汚染レベルと関係がないとされました。 ベラルーシとウクライナで乳ガンが増加したというレポートも、放射線との関連が不確かだとされました。ガン以外の疾患に対する報告も同じようなものでした。 ベラルーシで先天性奇形が増加しているという報告、乳幼児の死亡が増えているという報告も、放射線との関連裏付けるものではないとしています。白内障、心血管疾患との関連については、今後も追跡が必要だというだけにとどまりました。これが、もっとも「科学的」といわれる見解です。

『林檎の力 』田澤賢治著

WHOがいる時点でデータは改ざんだろうなというが容易に想像できますね。チェルノブイリがDS絡み、WHOにDSの人間がいるのなら真実が公表されては都合が悪いですよね。
💉と因果関係はないとか認めないクソ厚労省と一緒ですね。

実感との違い
しかし、チェルノブイリ・フォーラムのまとめに対しては、各所から「被害を過小評価しすぎている」という批判が相次ぎました。チェルノブイリ・ゾーンで生活している人たちの実感は、それとは違ったものだったといいます。医師たちが「病気の花束」と呼ぶほど、子どもたちは「痛い」「疲れやすい」 とあちらこちらの不調を訴えていたそうです。ロシア、ウクライナ、 ベラルーシの3カ国は、男性の平均寿命が以前よりかなり短くなってしまいました。2000年の人口調査では、ベラルーシの男性の平均寿命は62.6歳、ロシアは58.4歳、ウクライナは66.7歳であり、チェルノブイリ事故発生前と比べると、5歳前後も短くなりました。

『林檎の力 』田澤賢治著

実際過小評価ですね。
男性の平均寿命が5歳前後も短くなるとか相当ですよ。
体内に蓄積された放射性核種セシウム137はじわりじわりと影響を及ぼす、時限爆弾式の毒でもあります。
食品添加物もそうなのですが、すぐに影響が出るとかだと悪事がバレるので遅延性の毒だったりするとうやむやにしやすいし、簡単に騙せてしまいますよね。

ここでチェルノブイリを持ち出したのは、人工地震が増えているからでもあるのです。原発がある地域が狙われやすいですね。
もしものことがあった時、知識として覚えておけば大いに役立ちます。
原発事故だけではありません。
これから起こるレプリコン地獄や鳥インフルに備えての意味もあります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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