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【日記】12月28日〜1月3日

12月28日
引き続き家から一歩も出ずに一日を過ごす。

太宰治「ヴィヨンの妻」「斜陽」を読む。オスカー・ピーターソンを聴きながら「斜陽」を読んでいると物語の流れと音楽が妙に合致する時が何度かあって、その度に鳥肌が立つ。映画みたいだった。

夜、ガキの使い「廃旅館罰ゲーム」DVDを見る。

12月29日
朝食にパンにマヨネーズを塗り、紫蘇の葉としらす干しを載せて、くるりと巻いたものを食べる。伊丹十三が出演していたCMに登場するのを見て真似して作った。オリジナルはしらす干しではなく、ちりめんじゃこ。

昼食に焼きそばを食べてから散髪のために年内最後の外出。
今日はいつもとは行き方を変えて、まずJRに乗り、途中下車してから私鉄の駅まで約3キロをひたすら真っ直ぐ歩くルートにする。アップダウンもかなりあって時間も結構かかったけれど良い運動になった。人も少なくて良かった。

夜、大滝詠一「A LONG VACATION」を聴く。

12月30日
ジョージ・ベンソンのデヴュー作を聴く。ギターとオルガンが絡み合う楽曲がとにかくカッコいい。またまたラズウェル細木さんのツイートきっかけで聴いてみたら大当たりだった作品。フュージョンは苦手だけど、こういう路線のジャズはもっと聴いてみたいな。

今日は大滝詠一さんの命日。
自分と音楽の向き合い方の根本には大滝さんがいるのだなと思う。音楽にジャンルなんて区別は必要ない。全ての音楽は並列である。しかし音楽はただ聴くものではない。いつまでも答えの出ない研究の対象である、ということ。

細野晴臣「メディスン・コンピレーション」を聴きながら、太宰治「もの思う葦」を読む。

12月31日
大晦日はマイルス・デイヴィス特集。全てアナログ盤で聴く。

内田百閒「御馳走帖」を読む。読んでいるとお腹の空く本。スマホの漢字辞典アプリが大活躍。

東京都の1日のコロナ新規感染者が1000人を超えたと知って大晦日気分を味わう余裕も無くなってしまい、早々に寝てしまう。とは言え、とりあえずひと区切り。

1月1日
めでたさも半分くらいのお正月。
朝から前夜に放送された「孤独のグルメ」や「酒場放浪記」を見る。少しホッとする。

ニール・ヤング「ライヴ・ラスト」を聴く。初めて買ったニール・ヤングのアルバムなので思い入れたっぷりな一枚。が、読書しながら聴くには適さなかった。少々賑やか過ぎる。

1月2日
二度目の緊急事態宣言が発令されそうな雰囲気になってきた。
昨年春の緊急事態宣言下では全国のお店が休業することになり、倉庫が返品の段ボールだらけになった。その処理をやっと終えると今度は暇になった。10時に出社して10時半には帰りの電車に乗っていた、という奇怪な日もあった。

あのような日々がまたやって来るのか。それとも緊急事態宣言が出ることなく日常が続くのか。もうすぐ開催予定の知人が主催するイベントはどうなるのか。年明け早々から色々なことを思い浮かべる。

太宰治「パンドラの匣」を読む。「正義と微笑」の清々しい読後感に元気を貰う。

日が暮れた頃、来週から必要なものを切らしていることに気付きスーパーへ行くことに。
ところがいざ着いてみると、もの凄い数の人達が次々と店内へ入っていくのが目に入って何となく不安になってしまい、思わず踵を返して退散。

夜、「レッツ・オンドー・アゲイン」を聴く。

1月3日
年末年始の休みも今日でおしまい。
何だかいつも以上に長く感じた休みだった。

太田和彦「宇和島の鯛めしは生卵入りだった」を読む。またしても読んでいるとお腹の空く本。さらに旅に出たい気持ちを刺激される。たまに添えられた写真がどれも素敵。一気に読み終える。

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