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「越境チャレンジ」第一号!現役執行役員が語る越境経験のリアル

みなさんこんにちは。「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい!
㈱協働日本 広報担当の郡司です!

組織のリーダー人材にこそ必要な「越境学習」

ITの急速な進化とグローバル化。大幅な気候変動や、新型コロナウィルスを始めとする感染症の影響など、私たちが生きる現代はまさに、変化のスピードが早く複雑で、「VUCA」とも称される時代です。

だからこそ近年、企業の未来を担うリーダー人材には、いわゆる『越境経験』と呼ばれるアウェイな環境下で事業経営や課題解決を当事者として経験し、実践することが求められています。
それは、未知の事態を迎え、既存の価値観やビジネスモデルの多くが通用しなくなった際に、正解がない中で道筋を描く力がますます重要となっているということでもあります。

しかしながら、企業内のリーダー人材は、その将来性ゆえに、組織の中心として活躍しており、既存のような越境学習のプログラムでは、長期にわたり、対象社員を現場から出向させる必要があるため、人事部にとってはその導入は大きな決断でした。

そこで、リーダー人材の変革と成長を加速するために、私たち協働日本では地域企業経営者との協働経験を通じた、 『越境チャレンジ-協働型人材育成
プログラム-』
をご提案しています。

参加者が本業に取り組みながら週に数時間、オンラインで『越境経験』にチャレンジできるということもあり大きな反響をいただいております。

本プログラムは、”グローバル人材育成・海外研修”をご提供している株式会社スパイスアップ・ジャパンと弊社協働日本の協働プログラムです。

越境チャレンジで得られる経験

『越境チャレンジ』の第一号プロジェクト参加者の声をご紹介!

今回はそんな『越境チャレンジ』の第一号プロジェクトに参加している、バリュエンスホールディングス(株)事業戦略本部 執行役員・事業戦略本部長の井元信樹さんをお招きしました。

井元さんは越境チャレンジを通じて、2022年9月から、奄美大島の有屋集落で8代続く大島紬の織元である、有限会社はじめ商事との協働プロジェクトを推進しています。

実際にどのようにプロジェクトを推進しているのか、インタビューを通じてお話を伺いました。今回、このnoteでは、井元信樹さんへのインタビューの一部をご紹介します。
フルバージョンはぜひ協働日本のHPからご覧ください!

バリュエンスホールディングス(株) 井元信樹氏
協業先(有) はじめ商事 代表取締役の 元允謙 氏

モノに込められたストーリーに寄り添ってきた井元さんのキャリア

井元さんが事業戦略本部 執行役員・事業戦略本部長を務めるバリュエンスホールディングス(株)は、ブランド品・貴金属・骨董品等の買取および販売を行う企業。

バリュエンスホールディングス株式会社/Valuence Holdings Inc.
https://www.valuence.inc/

「なんぼや」という屋号で知られ、ブランド品や貴金属を買い取るといった事業を全国展開しているほか、海外にも積極的に展開中。様々なスポーツのアスリートと協業して、ユニフォームやクラブチームのグッズ等をオークションを通してファンに届けるプラットフォームビジネスの運用等も進めているなど、多角的に事業を展開されています。

そんなバリュエンスに井元さんが入社したのは、2012年。(株)SOU(現:バリュエンスジャパン)に中途入社した井元さんは、2011年12月28日にバリュエンスが設立された直後に加わった初期のメンバーだったそうです。
それまではBARなどの飲食店で働いてた井元さん。人と接することだけでなく、ブランド品などにも興味があったので、当時のブランド買取担当という仕事にとても面白さを感じていたそうです。

特に、商品のトレンドを勉強することと同じくらい、持ち込まれたモノに込められたストーリーにちゃんと寄り添うということを大切にしてきたとのことでした。

この、バリュエンスでのキャリアで磨かれた「モノに込められた背景に目を向ける」という姿勢が、今回のはじめ商事さんとの取り組みでも活きているそうで、ご自身の強みを見直すきっかけにもなったそうです。

越境チャレンジは自身のキャリアを見直すきっかけにも

「奄美大島の持続可能な未来をつくる」を合言葉に

越境チャレンジでマッチングした協業先は、鹿児島県の奄美大島にある(有)はじめ商事。
はじめ商事は、奄美大島で8代続く大島紬の織元で、現在は大島紬の製造だけでなく伝統の技術や道具を用いた様々な物作りに取り組んでいます。

井元さんのプロジェクトのメインテーマは、(有)はじめ商事の代表取締役
元允謙さんが取り組む新しい事業への伴走支援。
元さんは近年、伝統的な大島紬の製造だけでなく、新しい事業として大島紬を作る工程の中にある「布を織る」という技術を活かした、「奄美布」という新しい商品作りに取り組んでいました。

二人で議論を重ね、奄美布のような新たな需要を掘り起こし、奄美ならではの技術が注目されることで島自体を盛り上げていき、伝統技術を守っていきたいという元さんの想いに共感した井元さん。
そこから二人のプロジェクトでは「奄美大島の持続可能な未来をつくる」が合言葉になったそうです。

プログラム開始直後には、実際に奄美大島を訪れ、大島紬の織りや染めを体験し、取り扱う商材の理解を深めることができたそうです。
そこで、奄美大島の伝統を後世に繋いでいくためにも、しっかりと価値を言語化し、金額としての価値も高めてブランド化していかなくてはと考えるようになった井元さん。

週次のオンラインミーティングでも、バリュエンスの仕事の中で多く取り扱ってきた高級ブランド、例えばヴィトンやエルメスのように、生地へのこだわりや伝統を言語化し、ブランドとしてしっかりと語れる、ストーリーのある商品として届けていこうという方針が見えてきたそうです。

この時は、井元さんのこれまでの経験と奄美大島での体験が、越境チャレンジで結びついた瞬間だったとも語ります。

プロスポーツとのコラボレーションや、世の中のトレンドに合わせた新たな商品ラインナップの開発、ECサイトの立ち上げなど、井元さんが越境チャレンジを通して取り組んだ実際のアクションはぜひ、協働日本のHPからフルバージョンの記事でご覧ください。

限られた時間でも本気で向き合えば、学びや変化は必ず得られる

井元さんは、会社がより大きく成長していくために、役員クラスも含めて人材育成を強化していく必要性を感じていたと言います。
そんな中で、普段接していない異業種で活躍されている経営者とのコミュニケーション機会や、外部の経営者の方と一緒に事業に取り組んだ経験は、自分以外の、自社の役員にとっても絶対プラスとなる研修プログラムだと感じたそうです。

井元さんご自身も、元さんと出会って、元さんの「奄美大島をなんとかしたい」「大島紬の伝統を受け継いでいかなくては」という強い思いに触れたことで、ビジネスの本質は社会貢献だということを実感をもって再認識することができたそうです。
自らの手で社会を良い方向へ変えていくのだという、熱い気持ちを思い出しただけでなく、マネージャーとしての気づきや学びもたくさんあったそうです。

ご自分の仕事の価値や、積み重ねてきた自分のキャリアを見直すきっかけにもなった越境チャレンジ。週に一回とはいえ、自分自身がその一回に本気で向き合うことができれば、大きな学びや変化は得られると語る井元さん。

井元さんのように、会社の中心メンバーゆえ、日々の業務に追われる中でも、オンラインで『越境経験』にチャレンジしたことで生まれた変化に、本プログラムの可能性を感じました。

おわりに

忙しい日々の中で、『越境経験』を通じて獲得できた経験や、そこで生まれた成果を活き活きと語ってくださった井元さんの表情が印象的でした。

ご紹介した『越境チャレンジ-協働型人材育成プログラム-』にご興味のある方は気軽にお問い合わせください!

詳細もホームページにてご紹介しております。
https://kyodonippon.work/challenge/

▼インタビュー全文はこちらから

STORY:バリュエンスホールディングス執行役員 井元信樹氏 -限られた時間とリソースの中で事業戦略を組み立てたからこそ得られた学びと変化-
https://kyodonippon.work/post-2536/

▼関連note

自社のリーダー人材を育成するコツ、教えます
https://note.com/kyodonippon/n/nf10224338c5f

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(取材・文=郡司弘明)

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