鹿児島で熱い「協働」が続々誕生中!県庁での発表会の様子をご紹介します
みなさんこんにちは。
「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい!
㈱協働日本 広報担当の郡司です。
先日、2/17(金)に、鹿児島県の事業者さまと取り組んでいる「新産業創出ネットワーク事業」の報告会を鹿児島県庁にて行いました!
当日の様子をご紹介!
当日の会場は、鹿児島県庁18階にある「かごゆいテラス」。
ビジネスにかかわるコワーキングや打ち合わせのスペース、イベントスペースとして利用できる会場で、桜島を正面に、雄大な景色を眺めることが出来る、展望ロビーがあるなど最高のロケーションで発表会を開催させていただくことになりました。
お取り組み中の事業者さまに発表いただきました
協働日本は、鹿児島県および鹿児島産業支援センターの令和4年度の「新産業創出ネットワーク事業」を受託しており、鹿児島県内12社の地域企業様の伴走支援を行っています。
今回の発表会では、
荒木陶窯様
うしの中山様
栄電社様
Neverland様
の4社に、発表会へお越しいただき、約半年間の協働の取り組みと成果を発表頂きました。
報告会の様子は動画でもまとめさせていただいております!🎥
鹿児島で生まれた熱い協働の雰囲気を、動画からも感じていただければ幸いです!
①荒木陶窯さま
最初の発表は、荒木陶窯さま。
約425年前から受け継がれてきた薩摩焼を作り続けている由緒ある窯元です。15代目、そして現代の名工として、この受け継がれた技術を磨き続ける荒木秀樹さん、秀樹さんを支えマーケティングやPRを一挙に担う奥様の荒木亜貴子さんのお二人にお越しいただきました。
発表では、購買層の変化や、購買チャネルの変化により、顧客へのアプローチ方法に変化が求められ、その中で荒木陶窯の魅力をどう表現すれば、購買に繋がるのかを徹底的に議論したとお話しいただきました。
荒木陶窯様の伝統を受け継ぎながらも、現代に合わせた顧客思考を中心とした薩摩焼の新たな価値創出の取り組みについてお話しいただき、協働日本との伴走を通じて「荒木陶窯が成したいこと」や「薩摩焼をはじめて手に取る方に伝わる製品の特徴や魅力」を改めて言語化することが出来たとご紹介いただきました。
取り組みの中では、オンラインミーティングで問いと言語化を繰り返すだけでなく、協働プロが実際に現地へ度々訪問し、秀樹さんとの対話の中でじっくりとその価値を見つめ直したことで、「作り手も使う人もワクワクする薩摩焼をつくる」というありたい姿を言語化することができました。
そうして言語化した荒木陶窯のありたい姿や価値を、ブランドガイドラインというアウトプットに落としこんだことで、展示会でのコミュニケーションや、新たに立ち上げたECサイトでの表現の指針として活用することができ、荒木陶窯の魅力や商品のワクワク感を、はじめて薩摩焼に触れる顧客にも届けることができました。
発表の最後には、様々な環境の変化があった半年間の中では不安を覚えることもあったが、ミーティングを通して丁寧なサポートをもらえたことが何より心強かったと語っていただき、事業者さまの挑戦に「寄り添う」ことを大切にしている協働ならではの価値を実現できた取り組み事例となりました。
お取り組みの詳細ついては、協働日本HPでも、荒木秀樹さん・荒木亜貴子さんご夫妻へのインタビューを通じてご紹介させていただいております。
STORY:荒木陶窯 -「ワクワクする薩摩焼をつくる」鹿児島の文化を紡ぐ窯元が、その本質的価値を追究-
②うしの中山さま
続いて発表いただいた、有限会社うしの中山さまは、1950年創業の和牛肥育農家です。2022年には和牛オリンピックの部門で日本一にも輝くなど、ブランド牛の飼育・販売が好調な一方で、牛の生育とは切っても切れない「堆肥」の活用法について大きな課題がありました。
協働日本との取り組みの中で、単に堆肥を販売するだけではなく、堆肥の活用によるGX(グリーントランスフォーメーション)を通じて、自社がサーキュラーエコノミーに取り組む意義を言語化し、UshiDGs(牛DGs)というコンセプトに昇華しました。
ステークホルダーに丁寧にUshiDGsに取り組む意義を発信することにより、牛舎を中心とするサーキュラーエコノミーの取り組みに共感するステークホルダーが続々と現れ、協働前は山積みとなり大きな課題であった堆肥が、今は需要が大きくて足りない状況になっていると、成果を発表いただきました。
お取り組みの詳細ついては、協働日本HPでも、有限会社「うしの中山」専務 荒木真貴さんへのインタビューを通じてご紹介させていただいております。
STORY:うしの中山 荒木真貴氏 -『UshiDGs(牛DGs)』協働により生まれた、鹿児島発サーキュラーエコノミーモデル-
③栄電社さま
続いて発表いただいた、株式会社栄電社さまは、発電機や上下水道地図管理、気象・環境・精密測定機器など、幅広い電気設備に携わり、鹿児島県の経済を長年支え続けている企業です。
そんな栄電社さまがいま、新規事業として取り組んでいるのが、鹿児島を代表する産業のひとつ「焼酎」から排出される焼酎かすを活用した新事業です。
芋焼酎を製造する過程で大量に生まれる焼酎かすは、これまで抜本的な活用法がなかなか生まれず、多くの場合、産業廃棄物として処理されてきました。
栄電社の新事業は、焼酎かすを発酵させて液体の飼料として乳牛や魚に与えることにより、乳量の増加や魚の生存率など、畜産業や養殖業に大きく貢献する可能性がある事業で、協働日本の伴走支援中になんと、大手事業者との事業化が決まるなど、既に大きな事業進展が生まれております。
当日は、栄電社の技術によって実現した、サーキュラーエコノミーモデルについての構想もセットでお話しいただき、取り組みの経緯や成果を発表いただきました。
▼焼酎粕有効利用法の開発
お取り組みの詳細ついては、協働日本HPでも発表会のレポートを通じてご紹介させていただいております。
STORY:栄電社 川路博文氏 -『焼酎粕』を新たな地域資源に。”四方良し”の発想でサステナブルな地域産業へ-
④ネバーランドさま
最後に発表いただいた、株式会社ネバーランドさまは「鹿児島の食を日本全国、世界へ」を合言葉に、茶ぶりなど鹿児島の食材を楽しめる飲食店を経営されており、鹿児島市内に本拠を置き、現在は鹿児島市内に4店舗、都内に2店舗を展開しています。
当日は代表取締役の加世堂洋平さんに、オンライン(事前収録)にて発表いただきました。コロナ禍において「生産者とお客様を繋ぐ架け橋になる」という自社の存在意義に立ち返りEC事業を立ち上げ、新たにECサイトをオープンするという、新たなチャレンジの中で協働日本と出会い、光が見えてきたと語っていただくなど、画面越しにもその取り組みの熱量が伝わってきました。
いかに「ネバーランドならではのネット販売」を追究し、大切にしている理念を体現できるECサイトを立ち上げていくか、どんな協働のプロセスを歩んだのかについては、協働日本CSOの藤村昌平さんからもご紹介させていただきました。
お取り組みの詳細ついては、協働日本HPでも加世堂さんのインタビューを通じてご紹介させていただいております。
STORY:ネバーランド 加世堂洋平氏 -圧倒的スピード感で可能性を最大限に引き出す協働-
おわりに
報告会終了後に開催した交流会でも、鹿児島県内の地域や業種を超えた繋がりが生まれており、次なる「協働」が誕生する予感が会場に満ちていました。
▼交流会の様子
各社の取り組みの詳細については今後、協働日本HPの「STORY」や、こちらの公式noteでも順次発信していきます。また当日の様子をまとめたショートムービーも制作予定ですのでお楽しみに!
事業者のみなさま、鹿児島県庁のみなさま、鹿児島産業支援センターのみなさまと連携しながら、この場を創れたことに、あらためて感謝申し上げます。
さらなる成果に向けて今後も、協働メンバー一同で取り組んでいきたいと思います。
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