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【エッセイ 短文】言葉にするのが苦手な僕らの処方箋

もしも今、あなたのそばや身近に
自分のことを理解してくれてると
そう想える人に出会えているなら
その人は自分にとって特別な人だと想うのなら
絶対にそれを伝えてください。

言葉が不器用でも、下手くそでも、
何か短いひと言だけでもいいと思う。
もし言葉が本当に出てこないなら
今すぐ会いに行くでもいい。
なんでもいい、ひと言でもいいから
ちゃんと相手に
自分の気持ちを伝えてください。
見返りを求める事とは別で
相手も人間で、あなたと同じ様に
疲れるし、傷つくし、
壁に向かってボールを投げたりしてる
わけではなくて
あなたという相手に向かって投げているし
あなたはそれを誰が投げてくれるよりも
受け取りやすく、楽しく、
相手から受け取っているわけで。

『話しやすいと思ったら喋りすぎ』
という言葉が数年前にSNSで話題になり
すごく僕自身その言葉は勉強になった。

でもそれと同じ意味で
『唯一の居心地の良さは、相手の努力』
という言葉を送りたい。

見返りではなく、誠意を示す必要はある。
あなたがどういうつもりで
何を考え、何を想い、
その相手の気持ちを受け取っているのか。

なんの誠意も示さないことを
「見返りを求めるな」というのは詐欺師で
相手の誠意ある気持ちからくる努力を
ただただ利用していることになる。

それがいつまでも続いてしまえば
あなたを想い、あなたを大切にしてきた人も
あなたに対してどうすればいいかわからず
心も閉じるし、大切にもし続けられない。

人の心は、お金とは真逆だ。
お金は働けば必ず手に入るけど
人の心は働いても手に入らないことも多くて
逆に失ったら2度と帰ってこない可能性がある。

お金で護ることは出来たとしても
お金で買うことは出来ないのが「人の心」

そんな価値が高く手に入らないものが
しかも自分にとって
唯一の居場所となってくれるなんて事があれば
どんな宝くじが当たるよりも
人生大当たりというわけだ。

その人生で最も得難い、有難い
(心)をくれた相手を
どうか悲しませない為には
あなたの(心)も相手に示してあげてください。

誠意を示す。
誠実に、ちゃんと意思表示をする。

あなたの幸せを心から願って

2024.12.31(火)
二階堂 新太郎

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