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【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌39:『チョコレート』と腸内細菌】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
日本人の1分間の平均読書速度は400~600文字
ということで今回は『チョコレートと腸内細菌』について紹介します。
(蛙・ω・)<ゆっくり(1分)していってね。
■きっかけ
「カカオが身体に良い」みたいな話はよく聞くもので、
・抗酸化作用が高くアンチエイジング効果がある
・脳活動が活性化し頭が良くなる(脳が健康になる)
みたいなデータは既にある訳です。
(蛙・ω・)<抗酸化作用があって、脳にも効くなら、これは腸内細菌にも関連しているな?
と思ったワケですね。
そうして調べてみると、やはりありました。
チョコレートと腸内細菌に関する研究。
■高カカオチョコレートは酪酸を増やす
研究については色々種類があるのでここでは省略しますが、今回紹介したいのは、
「高カカオチョコレートを食べると腸内の酪酸が増えて健康効果があるよー 」
ということ。
酪酸菌については最近noteを書いたばかり。
□酪酸の効果
✅結腸のエネルギー源
⇒大腸の粘膜上皮細胞に必要なエネルギーの60〜80%が酪酸菌が生成する酪酸でまかなわれている。
✅腸管増殖因子(腸そのものを構築する)
✅傷害腸管の修復(リーキーガットの改善)
✅抗炎症作用(体内炎症レベルを低下させる)
✅大腸がんの抑制作用
酪酸が増えると腸そのものが健康になることや、脳や身体の炎症レベルが低下し身体の健康効果が得られる。
というものです。
■カカオプロテインが酪酸菌を増やす
じゃ何でチョコレートで酪酸菌が増えるの?
って話なんですが、カカオに含まれているカカオプロテインは、食物繊維と同じで胃や十二指腸では吸収されず、大腸まで届いて腸内細菌によって代謝発酵され吸収されます。
カカオプロテインを代謝した時に酪酸が生成される。というワケ。
研究で名前が挙がった腸内細菌は『フィーカリバクテリウム』
画像は『Faecalibacterium prausnitzii:フィーカリバクテリウム プラウスニッツイ』という日和見菌。
細菌には『酸素に触れてOK』のタイプと『酸素NG』の細菌がいますが、このフィーカリバクテリウム プラウスニッツイは『極端に酸素NG』なタイプで、酸素濃度が低い大腸内の便の中を住処にしています。
ヒトの腸内細菌の5%程度をこのフィーカリバクテリウムが占めていることが解っています。
この細菌は大腸において酪酸を生成する有益な細菌として有名で(界隈では)、次世代のプロバイオティクスとして活躍するだろう。
みたいな話があるみたい。
■カカオ成分70%以上の『ダークチョコレート』を食べるべし
高カカオチョコレートと言ってもカカオ成分量が解っていないと取り入れることができないので触れておきます。
研究で使用された高カカオチョコレートの成分量は70%以上のもの。
ダークチョコレートを25〜50g程度、4週間食べたところ、被験者の腸内の酪酸量は増加し、
・便通の改善
・体内炎症レベルの低下
・脳の健康状態の改善
という結果になったそう。
「毎日ダークチョコレートを習慣的に食べ続けるのは飽きるし辛そう」
という方は、酪酸菌のnoteで紹介した
✅水溶性食物繊維で腸内の酪酸菌を増やす
⇒イヌリン・難消化性デキストリンを含む食材・サプリメント等で摂る
✅ポリフェノール・オリゴ糖を摂取する
⇒ブルーベリー・ココア・生姜等で摂る
✅中〜高強度の運動習慣で酪酸菌が増える
⇒HIITトレーニング等、週3回以上が推奨とされる
と併用してみると良いかもしれません(o・ω・o)
といった感じで、『チョコレートと腸内細菌』でした。
腸内環境の改善と健康のために取り入れてみてはいかがでしょうか?
最後に良かったら♡スキをお願いします。
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
【参考記事】
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