不安要素は楽しみのスパイス
ネガティブ感情の「怒り」「罪悪感」について、これまで話してきた。
自分をネガティブに追い込むもう一つの原因「不安」。
これがネガティブな人にとって一番の敵と言ってもいいのではないでしょうか。
しかし、これまでにもネガティブ感情の利点を抑えれば武器になるということが「不安」にも同じように言えます。
不安の利点について書かれた論文も数多くあります。
ひとことで言えば、不安のない状況というのは退屈で刺激のない状態だということ。
子どもの頃に、ピンポンダッシュみたいな悪ふざけのようなものが流行りませんでしたか?
クソガキだった僕は、何度もやっていました。
#本当に申し訳ございませんでした
ピンポンダッシュによって生まれる自分が犯人だとバレるかもしれない、顔がばれて怒られたらどうしようなどの「不安」がクソガキの僕にとってすごく刺激になっていたのです。
このような「不安」に襲われたとき、皆さんならどうしますか?
その場にとどまって、頭を抱えますか?
そんなことしていたら確実に怒られます。
怒られないために、必死に考えると思います。
「カメラのあるインターホンに写らないように押さないと」
「どのようなルートで逃げたら姿を確認できないだろうか」
「逃げるより平然と普通に帰宅している小学生を装うか」
など、怒られないために試行錯誤を続けると思います。
#よい子は絶対真似しないように
このように人の不安プログラムには、意外な利点があるのです。
不安を感じていないと出ない強みです。
それは、不安を感じると知覚が高まることです。
他にも、視力が向上し、非常に遠いところまで見える。
聴覚も研ぎ澄まされ、周囲の様々な音の中から、一定の方向から聞こえる音を明確に聞き分けることができる。
さらに問題解決能力も急に高まると言われています。
一方で、不安が大きすぎると、人はそれに押しつぶされて何もできなくなってしまいます。
それが、短期間で少しの仕事の効率や普段の生活の質が落ちてしまうぐらいなら、最終的に問題はないが、長期にわたる場合にはよく知られているように、人の心身の健康に大きな悪影響を及ぼします。
「不安」というものの本来の利用ができていない状態ということになります。
なので、まずは「不安」というものがどういうことなのかを知りましょう。
今までとは違う「不安」の使い方で人生のスパイスになるのです。
今まで敵としていた怖いものが味方になったときの心強さを想像してください。
脅威を味方にしたあなたはきっと最強になれます。
「不安」から逃げず、向き合ってみてはどうでしょうか。
では、また!👋