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あいつら人間には内緒だぜ
後悔 思い出話 歌にしよう
あいつら人間には内緒だぜ
最近、とっても風が強すぎやしないだろうか。
夜にいそいそと走りにでるたびに、その風速に面食らってしまう。おそらく大学生のアルバイトくらいの頻度で来襲する台風のせいなのだろうけれど。
今夜、突風を浴びながら走りに出かけるときに、変な対抗心を燃やして、「風」とつく言葉をどれだけ思いつけるだろうチャレンジをしていた。
追い風、向かい風、そよ風、逆風、、疾風、風鈴、風車、風景、風来坊、風見鶏、花鳥風月、風林火山……。
なんだかカッコいい言葉が多いような。自分の裁量なのか。
夏はいい曲が多すぎて、選ぶのも一苦労。
そんな良曲がひしめく夏のなかで、どうしても選びたかったのがThe SALOVERSの「夏の夜」。
なぜこの曲にしたかというと、今は解散してしまったThe SALOVERSのギターボーカルを務めていた古舘佑太郎さんがInstagramに綴っている旅行記にハマってしまったから。
2024年の3月をもって惜しくも解散したTHE2で最新アルバムのプロデュースを行なっていたサカナクションのボーカル山口一郎さんに、古舘さんが解散を報告しにいったときに告げられた、「カトマンズに行ってこい」という言葉から始まった一人旅。
ネパールにあるカトマンズを目指して、2ヶ月かけて東南アジアを横断する。それも潔癖症で日本が好きで旅が大の苦手な男が。バックパックを片手にひとりで。
そんな彼が綴る言葉たち。本当に一心不乱に読みあさってしまった。情景が思い浮かぶ文章とはこういう文章なのだ。
波乱万丈な旅の模様。どう考えても潔癖症の人には地獄とも思える宿泊環境。そして、ちょっと気の毒に思えるくらい悲壮感が漂っているのにもかかわらず、なぜだかちょっと笑えてしまう文章の巧みさ。
いろんな人に読んでほしい旅のエッセイで、自分もこんな文章が書けたらなと羨んでしまう旅行記だった。
ちなみに曲もすごく良いから聴いてね。
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