マガジンのカバー画像

夜を駆ける音楽日記

35
夜ランニングの記録と、好きな一曲をゆるく紹介する日記。
運営しているクリエイター

#エッセイ

近づいてくる未来 紙飛行機は飛んでいく

大人になってからも、定期的によく見る嫌な夢がある。 それが、軽音サークルのライブで舞台に…

平気なふりは忘れていいよ

昨日、年が明けてから初めて夜を駆けるランニングに出かけた。 ただお正月の寝心地やらに怠け…

17

考える時間なんて腐るほどあった

なぜ人は追い詰められてからでしか、はたと気づけないことがあるのだろう。なぜすぐ後ろが崖だ…

19

窓を開けたらまた 風が吹き込んでしまうから

いつの間にやら今年も残り1ヶ月。 ぼちぼち年の瀬を意識しはじめるころ。 最近、ようやく鍋を…

大丈夫 乗り越えられる

昨日、行われた天皇杯の決勝戦。 一進一退の攻防のなかで、応援しているチームは一瞬の隙を突…

16

覚えきれぬ言葉より 抱えきれぬ教科書より 知りたいと思うこと

夏の暑さが和らいで、秋の涼しさを喜んでいたのも束の間、すっかりと肌寒い風に移り変わってし…

25

改札は通れないけど空は飛べる

大阪から東京にやってきて、それなりの数のバンドのライブを、それなりの数のライブハウスで観てきた。 新宿、渋谷、下北沢、恵比寿などなど、大阪にいたころも名前は聞いたことのあった地名には、大体有名なライブハウスがあった。 もはや新木場なんて「新木場STUDIO COAST」があったから知っていたくらいだった。 ただ、これだけいろんな場所のライブハウスを訪れていても、どんな外見で、どんな内装だったかをパッと思い出せない。 多分、現場に行けばそのときの記憶が蘇るのだろうけど、

明日がやってくる それを知っているから

久しぶりに実家のある大阪に帰省している。 帰ってきて早々、最寄り駅前にあった商店街の一画…

13

僕はきっと今誰かの夢の上に立っている

東京に来てから、河川敷がとても身近な存在になった。 働いていた場所の近くにも、住んでいる…

16

どこにだってあるものでも こことそこじゃちがうので

最近、何を思ったか、英語の勉強を密かに始めた。 もうここに書いたら密かでもなんでもないの…

12

ベスト盤には入ってない あの曲が好きなんだ

心には、ときおり不安が棲みついてしまう。 同じことを繰り返していると、ずっとその場に立ち…

14

”記憶の中でずっと二人は生きて行ける”

初めて家でスパイスチキンカレーを作った。 学生のときに好きになったスパイスカレー。これま…

18

二度と来ない今日に傘を差して

いつの間に、こんなにも涼しくなったんだろう。 外を歩くだけで汗が噴きだしていたのが、つい…

11

窓側は空けておいたよ 本当は誰かの特等席だから

世界を統べるのに必要な力は、超人的なパワーでもなく、恐るべき武器でもなく、信号機を自由に点滅できる力かもしれない。 それほど、拠り所にしているルールを信じられなくなったときの人間はあまりにも脆く、何もかもを穿った目で見るようになってしまう。 赤青黄色の光を目にすると、誰もが思い浮かべる信号機。夜道を歩いているときにふと仰ぎみると、とても人工的な色彩で、ふと怖くなる瞬間がある。 それにしても、これからどれだけ文明が発達したとしても、あの形の信号機のままなんだろうか。 も