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【肩こり】【頭痛】これって、ストレートネック?治らない頭痛・肩こりの治療法と原因について

ストレートネックとは

病名ではなくて、レントゲンで首を真横から撮った写真で分かる、本来あるべき首の骨の生理的弯曲がなくなっている状態を指す言葉です。

首の骨となる頸椎は7個

実は、首の骨となる頸椎は7個あって、それぞれの間に椎間板というクッションの役割をする軟骨があり、骨が30~40度程度の緩い生理的弯曲を描いているのです。


ストレートネックのイメージ

これは重たい頭を効率よく支えるためのもので、逆に首の曲がりがないと首周囲の筋肉に過剰な負担がかかって、首の痛み・肩こり・手のしびれ・頭痛など様々な症状が出る可能性があります。

それから、携帯電話やスマートフォン・パソコンなどの普及によって発症する人が増えていると言われていますが、実際にはそれ程増えているわけではありません。

つまり、昔から一定数の存在はあったもので、メディアに取り上げられたことで注目を集めるようなったために、最近急に増えているように感じられるだけです。


ストレートネックになる主な原因は

猫背や反りすぎと言った姿勢の悪さと、長時間の座りすぎがあります。

出典:産経新聞

●世界一座りすぎている日本人
2012年にシドニー大学が行った調査結果になります。この調査によると、世界20カ国の総座位時間の平均が300分/日に対して、日本では420分/日と平均から2時間も多い結果となりました。そして、日本は世界一座っている国であると示されました。

https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/sitting-is-killing-you/

猫背や長時間の座りすぎで姿勢が崩れると、骨盤周辺の筋肉の衰えなどで、本来持っている骨盤の前傾が保持できなくなることで、体の生理的湾曲が崩れてC字型になってしまうものです。


猫背や長時間の座りすぎでC字型の姿勢に

これらにより、どうしても顎が前に出るような形で、頭が下がると言った悪い姿勢になるのが原因となります。
日々の生活習慣で姿勢が悪くなっていると感じる人は、一度姿勢を見直して正しい姿勢を意識することが大事です。

パソコンやスマートフォンを長時間見ることも原因のひとつです。
先に触れたように頭部前方突出姿勢になります。
また、下を向く姿勢が続くことで、首などの筋肉が過度に酷使されることも関係してきます。椎間板変性も原因となる要因のひとつで、変性を起こして硬くなると生理的弯曲が減少してしまうのです。


パソコンやスマートフォンを長時間見るとストレートネックになりやすい

交通事故などで、むち打ちによる外傷が原因になってしまうこともあり、様々な原因が想定されます。


「ストレートネック」を治す治療法は?

「ストレートネック」を治す治療法は、無いというより・・・
「ストレートネック」は病気やケガではなく、骨の位置が正しい位置からずれてしまっている状態なのです。
だからその改善には、それぞれの症状に合わせた施術が必要になります。


「ストレートネック」を改善する施術とは?

具体的には、低周波や電気治療、筋肉を緩めるマッサージ、薬剤、生活環境の改善やストレッチ、意識改革などの指導というのがあります。

つまり、生活習慣を改善させていくことで、これ以上症状を悪化させないことが一番大切なことと言えます。
その為には、日々の正しい生活習慣の積み重ねが大事で、生活習慣や意識が予防・改善につながるのです。

【例えば
・デスクワーク中は時間を決めて定期的に休憩を入れるようにする
・スマートフォンやパソコンは使用時間を決めて長時間使わない
など、少しずつ工夫をすることです。

日常生活で非常に不便になってしまう可能性もあるので、ストレートネックに少しでもなりにくくする、また少しでも改善できるようにすると言った生活習慣を身につけることを心がけることです。

首のストレッチの一例

最後までご一読いただき、ありがとうございました。
体の痛みや疲労に悩むみなさまに、少しでもお役に立てる情報をお届けできるよう、発信させていただきます。


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