
9月16日 JRAに学ぶ多チャネル戦略
普段の仕事を離れた、翌日にちなんだ過去の出来事をネタに「頭の体操」。
そこから問いや興味を広げたり、抽象度を上げて他への応用を考えてみたり…
さまざまな「頭の体操」に活用ください!
体操のための質問例はこちら。
→コロナ禍の昨年、競馬の売上は増加した。一時はかなり売り上げが落ちた記憶があるが、この売上の回復にはネットでの販売以外にどのようなマーケティングや世の中の変化があるのだろうか?そしてそれは他の業界にも当てはまる部分はあるだろうか?
1954年(昭和29年)の今日、農林省(現農林水産省)管轄下の特殊法人「日本中央競馬会(JRA)」が発足したことを記念して、競馬の日となっています。
JRAの売り上げはほぼ全てを馬券の売り上げで占めており、その金額は令和3年で3兆1,182億円(!)となっています。

当然コロナで無観客開催もあり、入場者は大幅に減っていました。
なのに、馬券を買ってくれる「お客様」は増加しています。

人は来ないのにお客様が増える。一見おかしなことになっている背景にあるのは、電話やネットで馬券を購入する人が増えたということです。
で、その割合はなんと9割を超えています。

電話・ネットの投票会員数、コロナ禍に急角度で増えたようです。

コロナ禍で一時マクドナルドが外食では一人勝ちになったのも、ドライブスルーやテイクアウトが従来から重要な販路の一つとしてあったからでした。
なんと競馬でも同様なことが起こっていたんですね。
宝くじはその収益の約46%が当選金として還元される仕組みですが、競馬は75%だそうです、なんて話は最近以下でしました。ご参考まで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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