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7月27日 スイカはいかに国内市場を守ったのか!?

普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。
視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→スイカ。自給率100%。さまざまな食品が輸入品に押される中、どうしてスイカは国内市場を守れているのだろうか?

スイカ生産者のグループが制定した「スイカの日」です。
日付はスイカの縞模様を綱に見立てて、「な(7)つのつ(2)な(7)」(夏の綱)と読む語呂合わせから。

スイカ。
もともとはアフリカ原産だそうで、中国経由で日本に伝わりましたが、中国では「西から伝来した瓜」ということで「西瓜」とされたそうです。

さて、そのスイカ、調べてみたところ、自給率100%!食品では珍しいですね。

どれくらい生産されているか、というと農林水産省「作況調査(野菜)」によると、310,900トン(令和2年)となっています。産地は1位熊本県、2位千葉県、3位山形県となっています。


金額ベースでは統計が見つからなかったのですが、農林水産省「青果物卸売市場調査」で最新(今年7月上旬)データによるとスイカの卸売価格は1kgあたり230円です。月によって価格は変動しますが、便宜的にこちらを当てはめると、卸売ベースで約616億円の市場規模(出荷量ベース)と推計されます。

平成23年からの生産量の推移は以下の通りで、収穫量、出荷量、作付面積、いずれも減少傾向です。


FAO(国際連合食料農業機関)
によると世界全体のスイカの生産量は1億トン、中国が6割以上生産しており圧倒的な1位です。

世界の6割を生産していますので、当然輸出をしているのかと思ったら、ほぼ国内消費だそうです。中国でのスイカの位置付けは果物というより、水分補給の1つ、ということで安価で大量に消費されているようです。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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