1月29日 日本の人口は毎月○万人減っている!?
今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。 今日の「頭の体操」用質問例はこちら。
→人口減少で国内市場規模は縮小する。一方で、ビジネス的には新たなニーズも生まれる可能性があるだろう。どんなニーズが考えられるだろうか?
1872(明治5)年のこの日、明治政府による日本初の全国戸籍調査が行われた、「人口調査記念日」です。
人口調査。毎年、敬老の日前後には平均余命が話題になったり、感染症で婚姻数や出生数が減っていることが話題になっていたりします。
これらの元になっているデータを調査、公表しているのが厚生労働省の「人口動態統計」です。
実は、毎月公表されているデータもあり、最新版は令和3年10月(速報値)です。
分かることは、出生数、死亡数、婚姻数、離婚数、です。 これによって、人口の増減も分かります。
では、最新の昨年10月の数字を見てみましょう。
出生数:73,129人(対前年2.3%減)
死亡数:120,781人(同2.3%増)
→人口減:47,652人
婚姻件数:32,039組(同21.3%減)
離婚件数:14,405組(同11.5%減)
いかがでしょう?
いかがでしょう?と言われても…という感じですよね。
では、推移をグラフ化したものもありますのでそちらを掲載します。
出生数と死亡数、婚姻件数と離婚件数(赤線が令和3年、青線が令和2年)。
次に人口減(同)。
目盛がマイナスであること、単月の数字ではなく直近1年間の推移であること、をご留意ください。
つまり、年間で50万人程度、日本の人口は減っている、というのが令和2年(青線)のことだったんですが、赤線(令和3年)は急速に減少のペースが早まり、最新の令和3年10月ではなんと年間の減少ペースは60万人を超えているのが分かります。
たった1年で10万人ものペースアップです…
日本の人口は将来的には減るんだ、ということは報道などで理解しているつもりでも、こうやって実際の数字で見ると改めて実感しますね。
年間60万人ですから、100年続けば6,000万人。ほぼ人口半減、ということになります。
→人口が減る=市場が縮小する、労働力が減るという文脈以外に何かビジネスに影響はあるだろうか?新たに生まれるニーズは何だろうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。 過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。