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7月5日 警備会社は1万社ある!?

普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→警備業界。圧倒的な大手2社があるものの、合わせたシェアは2割に満たない。なぜ多くの中小事業者が存在でき、かつ増えているのだろうか?


日本で初めての警備保障会社として1962年(昭和37年)に創業し、日本に「安全産業」を創出したセコム株式会社が、創立50周年の記念の年の2012年(平成24年)に制定した「セコムの日」です。
日付は社名のセコムにちなみ、7月5日、6日を「セ(7)コ(5)ム(6)」と読む語呂合わせから。

セコム
「セコムしてますか?」というコピーで一般住宅の警備を普及させたパイオニア、でしょう。

そこで、警備業界について調べてみました。

まず、市場規模ですが、
警察庁「令和3年における警備業の概況」によると、一般社団法人全国警備業協会が集計した売上高は3兆4,537億円(令和元年)でした。

驚くのは警備業者の数でして、令和3年12月末現在で1万359もの事業者が存在し、かつ増加しているのです。

そして、警備業界で働く警備員の数は同じく令和3年12月末現在で、57万人を超えています。

警備保障タイムズの「2021年度警備業売上高ランキング」によると、TOP5は以下の通り。

セコムと綜合警備保障が2強です。

同じ業界に属する両社ですが、売上構成比をみるとかなり異なることが、両社の2022年3月期の決算を見てみるとよくわかります。

まずセコム


次に綜合警備保障

警備事業の占める割合は、セコムが53%、綜合警備保障が75%

それに加えて、セコムは
☑️ 防災事業
☑️ BPO・ICT
☑️ メディカルサービス
☑️ 地理空間情報サービス
☑️ 保険
と多彩な事業も行なっており、一方の綜合警備保障は
☑️ 防災事業
☑️ 介護事業
がある、という構成です。


最後になってしまいましたが、一言で警備事業といいますが、先ほどの警備事業法で警備業務の種類は4つに分けられています。

☑️ 1号業務:施設警備
☑️ 2号業務:雑踏・交通誘導警備
☑️ 3号業務:運搬警備
☑️ 4号業務:身辺警備

さらに国家資格も6つあって、それぞれ2級と1級があります。

☑️ 施設警備業務
☑️ 交通誘導警備業務
☑️ 雑踏警備業務
☑️ 貴重品運搬警備業務
☑️ 核燃料物質等危険物運搬警備業務
☑️ 空港保安警備業務



最後までお読みいただきありがとうございます。

1つでも皆様の頭の体操になるものがあれば嬉しいです。

一昨年7月からこうした投稿を続けてきました。以下のマガジンにまとめています。ご興味がありましたら覗いてみてください。



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