四季折々の俳句 3
「 蜃気楼 」
唄うてはうまくなりゆく茶摘かな
をみならのこころひとつに茶摘唄
いにしへの山のおくより雉のこゑ
旅びとがかなたを見つむ蜃気楼
眩しんですべておもひで花は葉に
*
黒潮のしぶきそのまま初鰹
竹の子をはぐくみし山大いなり
人生もいまが旬なりたけのこ飯
えがほまでかがやくことよ夏の海
風鈴にへいわをいのるばかりなり
「 蜃気楼 」
唄うてはうまくなりゆく茶摘かな
をみならのこころひとつに茶摘唄
いにしへの山のおくより雉のこゑ
旅びとがかなたを見つむ蜃気楼
眩しんですべておもひで花は葉に
*
黒潮のしぶきそのまま初鰹
竹の子をはぐくみし山大いなり
人生もいまが旬なりたけのこ飯
えがほまでかがやくことよ夏の海
風鈴にへいわをいのるばかりなり