クリスマス、お正月、ダイエットにはつらい時期がきましたね
寒くなり布団から出るのもつらい冬がやってきました。
日が昇るのが遅く、沈むのが早い、日照時間が短いのも体を動かすには不都合な季節です。
コロナ禍で職場の忘年会や新年会がなくなっても、家庭でのクリスマスやお正月は楽しめます。
むしろ普段のクリスマスやお正月より盛大にというご家庭もあるかもしれませんね。
消費カロリーより摂取カロリーが多くなりがちで、年明けには「正月太り」なんて言葉もよく耳にします。
そんな食を楽しめるイベントが多い冬ですが、
実は、ダイエットに最適の季節なんです!
寒い時期は痩せにくい
そんなイメージを持っている人も多いと思いますが、脂肪が燃えやすいのは暑い夏ではなく寒い冬なのです。
キーワードは、
『基礎代謝』
基礎代謝とは、心臓を動かしたり呼吸をしたり、体温を維持したり、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。
睡眠中などじっとしているときでも消費されるエネルギーで、1日に消費するエネルギーの約60%を占めていると言われています。
この基礎代謝が一年の中で最も高まるのが、寒い冬の時季なのです。
意外に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、気温が低い冬は、体がカロリーを消費し体温を維持しようとするのです。
いざダイエットとなると、食事の量を減らしがちですが、消費エネルギーの約60%を占める基礎代謝を上げることこそ何よりも大切で最も効率の良いアプローチ方法なのです。
痩せやすい体つくりのために知っておきたい「基礎代謝」以外の代謝
生活活動代謝
生活活動代謝とは、日常生活での動作や、積極的な運動やトレーニングなど、身体を動かすときに使われる消費エネルギーのことです。
活動する強度や時間によって個人差はありますが、1日に消費するエネルギーの約20%~30%程度を占めていると言われています。
DIT(食事誘発性熱産生)
食事をすると体が内から温かくなるような経験をされたことがあると思います。
DIT(食事誘発性熱産生)とは、食べたものを消化・吸収するときに使われるエネルギーのことをいいます。
このDIT(食事誘発性熱産生)も、1日に消費するエネルギーの約10%を占めていると言われ、決して馬鹿にはできません。
代謝アップのためには、きちんと食事をとることが重要です。
遠い大きな目標より毎日を確実に
半袖の季節までに5kg痩せたい、水着の季節までに10kg痩せたいとか、自分がどうなりたいかをイメージすることは重要ですが、それだけだと漠然とし過ぎて今日なにをすればいいのかが不明確です。
1kgの体脂肪を減らすのに必要なカロリー数はおよそ7200キロカロリー。
1ヶ月で1kg減が目標であれば、毎日240キロカロリー、摂取より消費を多くする生活が必要です。
5kgで36000キロカロリー、10kgで72000キロカロリー必要というと、なかなかイメージできないと思いますが、「1日240キロカロリー減らしましょう!」なら少しはイメージしやすいですよね。
毎日おやつにお菓子を食べている人なら、それを減らすだけで簡単にクリアできるような目標値です。
毎日240キロカロリー分減らしても体重が変わらないという人は、これまで240キロカロリー以上に食べ過ぎていたということです。
食事はそのままに「生活活動代謝」を増やして体重を減らしたい
毎日の食事は問題ないので日々の活動量を増やして健康的に痩せたい、そのような人もいらっしゃると思います。
体重や強度でバラつきはありますが、240キロカロリー消費に必要な活動時間をいくつか紹介します。
<240キロカロリー消費に必要な活動時間>
・料理 90分程度
・犬の散歩 60分程度
・ジョギング 30分~40分程度
・ステッパー 30分程度
動きが地味なステッパーの消費量が意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に使用してみるとその効果が体感していただけると思います。
暖かい春にTシャツが似合う体、熱い夏に水着でも恥ずかしくない体を目指して、毎日をこつこつ確実にクリアしていきましょう。
Awaji KURUMA Base
長岡一幸