3行日記 #137(四つ折の紙、ちぢみほうれん草、鉄人)
二月七日(水)、晴れ
朝、汁物の調理で湿度がまして、窓ガラスに細かい水滴が張りつき、太陽の光が散乱していた。四つ折の紙を靴のなかにいれておく。何のためかわかる? 妻の職場の同僚が何かのためにやっているという。答えは、用事を忘れないためだという。帰りに靴をはくときに、紙が目に入り、用事を思い出すということらしい。なるほど。
夕方、おばちゃんの八百屋でちぢみほうれん草。
夜、オーブンで鶏むね肉の唐揚げ、けんちん汁、柑橘。チャックの散歩、風がない。久しぶりに北へ。駅の構内を抱っこしながら横切って帰宅した。帰り途、スーパーの前を通ると妻が何かを思い出した。朝十時に玉子を買ったときのレジが鉄人だったらしいのだが、夜十時にも鉄人がレジにいた。二人いるのか、双子なのか、人造人間なのか。朝に忘れ物を防ぐ話をしたばっかりだが、朝に買った玉子を職場に忘れてきたという。
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