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『100分de名著 中井久夫スペシャル』斎藤環(2022・NHK出版)1
こちらのリストのうち・・・・
これとこれ。2冊をメルカリにて調達。
今日、ケロケロさんより上の1冊が届いてた。
何度も書くが、私、精神医学方面は知識ゼロもしくはマイナスレベル。何も知らんのです。しかしド素人なりにあれこれググるうち、中井久夫先生という方が統合失調症界隈のスゴイ方らしいことを知った。だってホラ、凄い人すぎて『100分で名著』にも取り上げられてる!
よおし。んじゃご著書を拝読する前に、まずは『100分で名著』で予習しておこうじゃないかっ(^^)/ わくわく。
*****
100分・中井スペシャルの構成は・・・・
第1回
第2回
第3回
第4回(エッセイ)
上記が各回で取り上げられる著作の一覧。
うち、私の手元にあるのは第2回の1冊だけ・・・(^^ゞ
ーーーま、いい。
とりあえず予習を開始致しましょう!と、ページをめくりはじめたところでさっそくこれ!!
斉藤:では、統合失調症を発症した人としていない人の違いは何なのか。その問いに彼は、システム論的な発想からアプローチしています。
中井:分裂病でない人はのほほんとしていても分裂病にならないのではなくて、日々、何らかの入力によって、分裂病状態という、とても苦しい、逆説的な、宙づりになっているような状態の実現を妨げられているのだと考えることもできるでしょう。つまり分裂病状態にならないためにはエネルギー的に入力が必要であり、またそのためのシステムが必要だということです。
斉藤:人間には、病原体から体を守る免疫システムのように、自他を区別し続けるためのシステムがあり、このシステムの維持のため不断にエネルギーを注いで統合失調状態にならないようにしている、と中井は考えていました。
キターーーーー!!
これはまさに私の知りたいやつナンバーワンの謎です。さっそくです。
実は私、ド素人ながらも仮説(ただの想像ですスミマセン!)を持っておりまして・・・・詳しくはこちら ↓
ワーキングメモリ余力カバー説っ!!
多くて9、少なくて5。マジカルナンバー平均値の7を起点にカウントすれば私の11は+4の余力ということになる。
でもってこの11という数字に関してもう少し詳しく説明を加えると以下のようになります。
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まず、予備知識ゼロの状態で一番最初に試してみた時の出来高は9でした。
初めて10桁の2問に挑戦した時は2問とも失敗。ただし、失敗の仕方が2問とも全く同じパターンであることに気づく。
12345678910
10桁のうちの789番目のエリアで、1カ所だけ順番の取り違えが発生するのです。2問ともこれで失敗してる。
で、「へえ~~、ココが弱いわけね」と意識して再チャレンジするとたった2回の練習で10桁ができるようになった。
そして次は11桁の2問。
12345678910 11
78910のエリアで、順番の取り違え1カ所、数の取り違え1カ所の2つのミスが発生。
ミスの数は増えたがしくじり方としては同じパターンです。「ハイハイ、了解。わっかりましたあー」と意識しつつ練習を繰り返すと時間はかかるがやはりできるようになる。
そしていよいよ12桁。果たしてーーー!?
もう1コめの数字からして出てこず(^^ゞ
脳ミソ活動停止。お手上げ状態でした。
11桁と12桁の間には断崖絶壁のごときキョーレツな隔たりを感じました。よって私のスキルは11桁まで。
ーーーと、この流れを振り返ってみて感じるのは脳の器用さのようなもの。
どこに力を使えばよいかがわかればそこにプラスで注力できるという、なんらかの小器用さ。
コイツを駆使することにより、マジカルナンバーの上限を9から更にふたつほど底上げし11まで盛ることができた。この+4の余力を、中井先生の言われる『自他を区別し続けるためのシステム』維持にまわしてるんじゃないか、というのが私の仮説(想像)です。
>このシステムの維持のため不断にエネルギーを注いで統合失調状態にならないようにしている
これ、私も全く同じように考えてるんですが、更に付け加えるとすれば。
『不断』ではあれど、ある程度パワーを節約しながらの出力が可能なんじゃないかなーって思うんですよ。車の運転と同じで1回やりかたを覚えると自動運転的制御が可能になるんじゃないか、みたいな。
なぜならば上のマジカルナンバー、一回できるようになるとスキルが元には戻らないのです。間をあけて試しても9には戻らない。なんていうかコツが体に染み込むような感覚?
脳内の統合を維持するためにどれくらいのエネルギーが使われているのかはわかりません。が、毎回毎回、初回のフルパワー同等ってわけじゃないハズです。うまいことエネルギーを節約しつつのケチった制御を行ってんじゃないの?と。なんとなくの個人の印象ですが。
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実はこの記述、まだ第1回のエリア。『最終講義 分裂病私見』が取り上げられている回なのですが、私この本持ってない。
もしかしたらこの著作の中に、中井先生がこんなふうに考えられるようになったきっかけ、根拠が書いてあるかもしれないッッ!!と思うのです。
そして私はソコをモーレツに読んでみたい。何が書いてあるのか!
ああ、探さねばならん本が増えてしまった。
図書館にあるかな・・・。なさそう(悲)
いやいや、その前にまだ100分の続きを読まねばなりません笑
全然途中(^^ゞ