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大自然には抗えなかったアルペンルート/長野~富山



「立山黒部アルペンルート」

知ってる方も知らない方も、まずはこちらをどうぞ。


私が向かった日の予報は雨100%

こんなドンピシャにお天気の狭間にぶつかるなんて…。山の神様に、「お前にはまだ早い」と言われているのかな。


アルペンルートの紹介映像や写真と言えば、澄み切った青空に映える山々。その山々を映し出す火山湖など、素晴らしいものばかり。




こんな感じです。
by 敦賀駅


公共交通機関は平常通り運行している。だったらキャンセルせずに行ってみよう。

という訳で、雨100%予報の立山黒部アルペンルート旅の始まりです。


晴れのアルペンルートの紹介は他で見てください(笑)


では、いってらっしゃい!

おうぎさわ駅
長野県

ピンクマーカーから出発
画像:アルペンルートホームページ



これに乗ります

関電トンネル電気バス

天候良くないから
もっと空いていると思ったけど
甘かった。


5台ぐらいの電気バスが停車していて、決まりはなく好きなバスに乗れるのですが、、、


どのバスに乗っても…

この通り満員

乗車時間は15分ほど。トンネルの中をゆっくり走るので、立っていてもさほど苦ではないけれど、身動きがしづらいぐらいの混み具合だった᠁だだそれだけです。

到着
今はここ(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ


この駅を降りると直ぐに、観光ルートが左右に別れます。(人が多すぎて写真を撮れていません。)
黒部ダムを上から見下ろしたければ、右ルートへ。ただし220段の階段を登る必要がありますよ。頑張って~!(左ルートは60段の階段を下りてダムの真横に出るコースです。)

せっかくだもん220段行くよー!

ここには湧水があります。


黒部ダム


写真左上
人がちっちゃい。
黒部ダムはそれぐらいに巨大。

放水を間近で見たい人は
あちらまで降りて行けます。


人がちっちゃく写っていたところに
ダムの中心があります。
次の乗り物に行くために必ず通る道です。



次の乗り場はこの先。
なんだかアトラクションに行くみたい。

探検隊になった気分

みんな探検隊の仲間だ!
と、思うことに。


やっぱり思えない᠁。
すごい人にもみくちゃにされる᠁。


今はここ(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ



乗り場まであと少し。
富山もようの手ぬぐいに
しばし癒される。


ケーブルカーが下ってくるのを
待っています。
来たー!
でも私たちが乗るのはこの次です。


乗り場へ。

すごい急だー。
ふぅー

待ってるから戻ってきてねー。

これに乗ります!
座れるはずもなく
最後尾で立ってます。
みんなを乗せて
この急勾配を上がって行きます!



最後尾
座るよりいいかも?

途中行き違いも見れる

間違いなく
すごい技術の結晶に乗っているよね。

黒部平駅に到着!
ここに到着。(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ

まずはこちらへ

わお!
立派なテラスです。
黒部湖が見える



黒部ダムの展望台が見えてるよ。
ケーブルカーの急勾配が納得できる
景色が広がっています。

いちよう見えてる?

下も散策できるみたい。
行ってみよう。
お土産やさん

軽食もあるよ
立山杉のカウンターで食べれます。


お土産やさんから
こちらへ出られます。

湧水はこちらにも


続いてこの黒部平から大観峰へ向けて、自然を壊さないために途中に支柱がひとつもないロープウェイに乗ります。

これに乗ります(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ

支柱がなくロープのみ。
もう自然に溶け込んでいるね。

黒部平の標高
来ましたー。
これに乗るよ!


皆さんの予想を裏切ることなく、ロープウェイ内は超満員でした(汗)

はい。大観峰に到着。


今はここ(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ



ここにもテラスがあります。

行ってみましょう。
標高が上がるにつれ
雲がすぐそこに
感じられるようになってきた。



ここまで来ると、山々が同じ目線に。いや、私の方が少しのっぽさんになってるかも。

みんな、これを持って
記念撮影していましたよ。

うん。まだ見えてる!

黒部ダムを見ると、
自分がどれだけ高い所へ来たかが
すごくよくわかる

紅葉のじゅうたん


いよいよ私がいちばん楽しみにしていた乗り物に乗る時がやって来ました。

トロリーバスに乗ります!

これに乗りたくてここまで来たのです。


~トロリーバス~
日本では唯一ここだけで運行されている立山トンネルトロリーバスが2024年11月30日をもって運行を終了します。
見た目はバスですが、電車線から電力の供給を得て走る乗り物で電車の仲間なのです。
正式名称は「無軌条電車むきじょうでんしゃ」で法律上も「鉄道」に分類されます。
無軌条(むきじょう)読んで字のごとく「軌道が設置されていないことの意味」
この乗り物はタイヤで走るので、鉄道のような路線(線路)が必要ないのです。



臨時便が出ました。
もはや、ここは天気なんて関係ない。



日本にはたくさんの絶景と呼ばれる景色があります。

だけど、トロリーバスは今この時、ここまで来ないと乗れないのです。



神様お願い。

ここは座席に座って、鉄道として車窓を楽しみたい。。。






目がうるうる…。






座れた!


ほんとうに、ほんとうにありがとうございます。立山の神様。

このあと車内は瞬く間に満員電車状態になってしまいました。



出発進行!楽しむぞー!

出発チャイムが
銀河鉄道999でした。
ラストランの特別仕様だそうです。


これに乗ってます(ピンクマーカー)
今から室堂へ
画像:アルペンルートホームページ



乗車時間の10分なんてあっとゆう間。

ここは室堂。なのでみんな
我先にと足早に降りて行く中、
最後に降りようと思います。


ありがとうトロリーバス
最初で最後だけれど
乗れてよかった。


車窓に写る室堂の駅名標

天井部分にある電車線。
これでこのバスは走っています。



ここからがもう大変᠁。
長野側と富山側から来た人でごった返していました。

すごい人᠁


室堂は最初に紹介した景色が見れる場所です。

これです。


今いる場所(ピンクマーカー)
画像:アルペンルートホームページ


それはみんなここに来たいですよね。

誰もが息を飲む景色がここにはあります。


では、私が見えた景色を紹介します。





なんも見えない…



もうね、暴風が吹き荒れていまして、、、。


レインスーツを身にまとい、大自然の脅威を体験しただけに終わりました(笑)


こんな中でも、これだけは飲みたい!

湧水いただきました!


今思えば、もっとビデオ撮影とかしておけばよかったなぁと思っています。


なかなかスマホを出してカメラを回す余裕が無かった…。

(台風の中継をしているアナウンサーやカメラを構えている人達はすごいことしているなぁと思いました)


室堂の写真はこの2枚だけです…。


ここにはホテル立山があり、レストランやお土産やさんもあります。



室堂でのおすすめをひとつ。

それはこちら。

郵便局があります。


ハガキを購入して、ここから自分宛や家族にだせば、立山のオリジナル消印でハガキが届きます。

投函しました~!



すごい人なので、これにて退散です。


すごいよね。
ここまで乗り物で来れるのだから。


記念の一枚。
トロリーバスに乗れてよかった。


このあと、高原バスとケーブルカーを乗り継いで下りて行きます。

今いるのは立山室堂(青丸)
画像:アルペンルートホームページ



ここから外は大雨に。

美女平までの乗車時間は長く、さらに山を下るので蛇行した道を走るため、このバスは着席できる人数しか乗ることができません。

!ここで注意が必要!

今までは積めるだけ乗って移動できましたが、ここで乗車できる人数に制限がかかるわけです。

人が多ければ多いほど必然的に待ち時間が発生します。

ここも臨時便を出してくれますが、少し気にかけながら行動したほうがいいでしょう。


高原バスからは、日本一の落差を誇る称名滝も見ることができます。
(私の時は深い霧に包まれていたので見れませんでした。)


見える場合、バスは徐行運転してくれるので、最後まで大自然の景色を車窓から楽しめます。

美女平に着きました。

美女平のシンボル美女杉。
おばさんが雨の中撮影に。
あちら側には、石仏があります。


ここからケーブルカーに乗車します。

人、ひと、人だらけ
立山駅に到着しました。



黒部立山アルペンルート。



次行くならシーズンオフに行きたい…。


ってか、シーズンオフはあるのでしょうか?


シーズンオフ = 閉山  


かもしれませんね…。



そんな大人気アルペンルートのおすすめきっぷを紹介します。



アルペンルートはお天気が大事!って人はこちらのwebきっぷをどうぞ。

きっぷの受け取り前ならキャンセル料はかからず、前日に取りやめも容易にできます。


***


鉄道とセットになったきっぷならこちら。

立山黒部アルペンきっぷ

これのすごいところは、有効期間が8日間もあること。その間アルペンルートは乗り放題です。しかも、富山側からなら富山地方鉄道も乗り放題。太っ腹きっぷです。

さらに乗車できる鉄道区間が複数あり、お住いの地域から最適なルート選択ができます。(乗る路線によって値段は変わります。)

長期休暇が取れるなら、こちらのきっぷで思い存分アルペンルートを楽しむことができますね。



みなさんも機会があれば、大自然の中にどっぷり浸りに行ってきて下さい。




くろしお


アルペンルートにお出かけの時はぜひマイボトルを持参してね。

おいしい湧水がたくさんあるよ。
by 雷鳥



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