【気功】禅密気功の筑基功【健康】
以前から出張続きで、ビジネスホテル生活をしていたので、ホテルのベッドで目覚めると腰が痛むことが多々ありました。さらに、最近は背中の筋トレを多くするようになったので、背中が凝ることも多くなってきました。朝起きると、背中が筋肉痛になっています。筋肉痛だけなら良いのですが、背中全体がほぐれにくくなっているように感じていました。
五行を整える動功をあるのですが、背中をほぐすという感じではありません。
肝・心・脾・肺・腎を整える動功
站椿功では背中がほぐれないので、どうしようかと考えていたところ、もう10年も前になるのですが、禅密気功の筑基功を習ったことを思い出しました。この筑基功というのはとても簡単なのですが、非常に重要で、背骨をほぐす効果があります。ということは、背中もほぐれますので、今するのにちょうど良いと思って、最近は体が固まってきたなと思ったら筑基功をしています。
筑基功とは?
蛹動(ようどう):背骨を前後に揺らします
擺動(ばいどう):背骨を左右に揺らします
捻動(にゅうどう):背骨を捻りながら前後に揺らします
蠕動(じゅうどう):1〜3を合成して動きます
蛹動
動画が準備できていないので、言葉で説明すると、膝を抜きながら前後に揺らします。その時に、尾てい骨から前に押し出されて、その波が腰に、胸に、首に伝わっていくように動かします。最初は小さな動きで、ほぐれてきたら少しづつ大きくします。特に、尾てい骨が動きを誘導することと、最後は首の前後によって、アゴが上がって、頭も前後に揺れるようにします。首に負担がかかるので、あまり激しくし過ぎないよう注意してください。ほどほどで良いのです。
擺動
左右に揺らします。この動きも、尾てい骨が誘導するように意識してください。身体全体を左右に揺らすのですが、まず、骨盤が一番大きく左右に揺れるように、続いて腰の部分が一番左右に揺れるように、次は胸の部分が揺れるように、肩が一番左右に揺れるように、最後には首が誘導して揺れるようにします。首が誘導する時には、頭が完全に横に倒れるくらいに揺らしてください。頭が立ったままだと、首がほぐれません。これも首に負担がかかるので、あまり激しくし過ぎないよう注意してください。ほどほどで良いのです。
捻動
YouTubeで見ると、捻動は2種類あるのですが、僕が教えてもらったのは1番の体を前後に揺らす動きを小さめにしながら、上半身を捻っていく動きです。前後に波打たせながら、上半身をひねっていくと、背中や腰やお尻やハムストリングスなど、その人によって引き攣るところ、固いと感じるところが違うと思います。そこがほぐれるように、右に左に揺らしながらひねっていきます。最初は動きに慣れないかもしれませんが、繰り返しているとだんだんできるようになりますので、続けてみてください。最初は、前後のゆらゆらを小さくするとやりやすいと思います。
もう一つのやり方は、右の方を後ろ回しに、続いて左の方を後ろ回しに、という感じで左右の肩を交互に後ろに回していくようなねじりの動きです。肩を交互に回す動きです。この動きを、肩の動きから、上半身全体に広げていきます。後ろ回りをしたら、前回しもしてみましょう。全然感覚が変わります。実は、前述の波打たせながら捻る動きだけだと4の蠕動に進んだ時に合成させるのが難しいです。1と2を合成させた動きと3の動きがバラバラになってしまいがちです。しかし、この肩を回すタイプの動きだと、次の蠕動に進むと、すごく動きを合成させやすくなります。なので、この動きも練習してみるのがオススメです。
蠕動
最後は、合成するだけです。難しいと感じる人は、最初はしなくても良いと思います。最初の3つだけで、背骨は十分にほぐれます。3つの動きに慣れてきたら、少しづつ進めていけば良いと思います。
ちょっとしたコツは、自分で動きやすい方ばかりしてしまうと歪みが大きくなる危険がありますので、できるだけまんべんなくやってみてください。基本的には前後左右に揺らすので、右だけ、左だけ、前だけ、後ろだけにはならないと思うのですが、たまに片方ばかりしてしまう人がいるので、そこだけは注意してください。あとは、気持ち良くゆらゆら揺らせば健康になれます。
おわり