「ありのままの自分」とは結局何なのか問答
こんにちは🐧
ただの呟きです。
「ありのままの自分になるの~♪」だとか、「自己肯定感を高めるためにありのままの自分を愛しましょう」だとか、歌でも台詞でもやたらと「ありのまま」が出てくる気がします。
では、そもそも「ありのままの自分」って何?
「絆」とか「ありのまま」とか「本当の自分」とか、キレイで胡散臭い言葉は正直ワタクシ苦手です。
でも、意味を突き止めることには興味がある。ちょっと哲学的な活動な気がするし。せっかくだし考えてみようかな
はい。行ってみよう。ありのままって何?
「今のままでいい」ってこと?
ありのまま=今のままでいい=現状維持でOK?
この変化の時代、「今のままでいい」とするのは、衰退を意味するかと思う
放置した水はそのままなら腐るし、生き物は死ぬ。人間も成長しないと残念ながらダメでしょうね
「不潔でみすぼらしい恰好をしていてもOK」ということ?
ありのまま、あるがまま…いや、これも流石に違いますね。
世間が言う「ありのまま」のイメージは?
世間の皆さんがいう「ありのまま」は、多分こんなイメージなんじゃないかなと思います
・感情を臆せずストレートに表現する
・自分のネガティブな感情を受け入れる
・性格など、マイナスな部分も認め、受け入れる
・できない自分もそのまま受け入れる
・どんな自分も否定しない
これらっていい事のように聞こえるけど、よく考えてみると、「ありのまま」じゃなくて「ワガママ」「逃避」のような…?
「自分は怒りっぽい。でも、そんな自分のマイナス要素もそのまま受け入れる!」って、最悪なワガママモンスターじゃないですか。
誰もが自分という「核」の存在を信じている
占いでもそうだと思うのですが、結局誰もが自分にアイデンティティ(核)があると信じたいのだと思います。
だから「ありのまま」などという曖昧な言説がもてはやされたのではないでしょうか。(あくまで仮説です)
ではそもそも、「ありのまま」という言葉に惑わされずに、もっと的確にアイデンティティを探す方法はないの?とPenguinは思いました。
心理学辞典のアイデンティティの定義を借りると
なるほど、自分という個人を「社会」に位置付けるわけですね。
それは納得。それならどうやってもただのワガママにはならない。
そして、このアイデンティティを確立するには次のステップが必要なようです。
ライフチャートを作ってナラティブアプローチするのが一番手っ取り早いのでは?
結局のところ、ありのままについて考えるのをやめて、ライフチャートを作って振り返ることが自分のアイデンティティを知るのに手っ取り早いのではないか?
ライフチャートは自分の人生を振り返る方法として有用です。
いい時を100%、悪い時をー100%として、図化していきます。
そして、次の4つの質問で自己問答をします。
こうして導き出したものこそアイデンティティいう訳です。
人生を俯瞰して一つの物語として語れるようになると、心理的に安心し、アイデンティティが定まりやすいと言われているようです。これをナラティブアプローチといいます。
「ありのままの自分」がどうだとか、言葉の意味に振り回される前に、みんなこれをやったらいいんですよ。簡単だし。
とくに就活前の学生さんとか、休職中の人とか、ピッタリかもしれないね。
というありのまま問答でした。
お付合いいただきありがとう。
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