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産後、本との向き合い方を模索中

少し前に、読書について書かれたこちらのnoteを読みました。

うまく本に向き合えなかった時で、タイムリーで心に残るテーマでした。
今回は、自分も最近の読書について振り返ったことを書いておこうと思います。



もともと本は好きで、多読ではないけれど、いつも手元に置いて何かしら読んでいたいタイプです。ですが2人目を出産後、なかなか読めていません。
時間がなかったり疲れちゃったり、というのはもちろんあります。子どもが2人になって1日の内にやることも、起こる想定外のできごとも一気に増えました。毎日目が回る…けれど、今の心の持ち様にも理由がありそうです。

以前もまとまった時間が持てていたわけではありません。それでも、時間はかかるけれど長編の小説やノンフィクションも読んでいたんです。板チョコを割ってひとかけらずつ味わうように、家事や仕事の合間にちょっとずつ読み進めるのが楽しみでした。
それが産後、できなくなってしまいました。すき間時間ができても、次の授乳のタイミング、保育園のお迎えまでに家事をどうやりくりするか?等々、目の前のことが気になってそわそわ。読みたい気持ちはあるのに、今読んでいて良いのかしら?みたいな焦りと後ろめたさがまぜこぜになったような気分で本に向かえず。
それが先日、久しぶりに1冊読み終えることができました。小説は一旦お休みして、読んだのはこちらのエッセイ集です。

200ページ以上あって薄い本ではないけれど、1編が見開き2-3ページの短いエッセイが詰まっています。3分だけ本棚の前で立ち読みするスタイルで読んでみました。そわそわと他のことが気になり出す前にパッと1編読了。それを続けていたら、最後の1編を読み終えていました。

「暮らし」がテーマの本だったので目の前の現実から遠い世界ではなく、自分の生活を見つめ直すきっかけを与えてくれる内容でした。短いエッセイを読み進めるのは、小さなあめ玉を1つずつポンと口に放り込んで味わうような感じで、今の自分に合った読み方だったようです。



ちょっと知りたいことはWeb検索で得られるし、本が読めないなら無理しなくても良いのかもしれません。でも、本を読むことを続けたい。
人の思いや考えに触れてぐるぐる思考を巡らせて、生活を見直したり今まで気づかなかった自分の考えに至ったり。情報収集とは別の何かを読書に求めているのかもしれません。
ならば、体調に合わせて食べ物や食べ方を選ぶように、本も読書のスタイルも今の自分にしっくり来るものを探りながら、細く長く本と付き合いたいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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