見出し画像

子育てひろばでの4歳児の心の葛藤|育児日記

週末はよく子育てひろばへ行っています。子育てひろばは就学前の子どもと保護者を対象にした施設です。
おもちゃや絵本がたくさんあって長男も次男も自由に遊べるし、職員の方々は温かく迎えてくださるし、とってもいい所なんですが、ちょっと悩ましいこともあり。
そんな子育てひろばでのできごとについて綴ります。


楽しい子育てひろばでのお悩み

電車好きの長男のお目当ては木製の電車と線路のおもちゃ。駅や踏切の模型、分岐したり坂道だったりいろんな形の線路を組み合わせています。自分で組み立てた路線で列車を走らせるのは至福の時間のようです。
あぁ、本当に幸せそう。

ただ1つ、「なかなか帰れない」という難点が。
楽しい場所は帰りたくない場所でもありまして、帰り際に「もう帰るよ」「まだ帰らない」の小競り合いが勃発。4歳ともなると親がひょいと小脇に抱えて帰れるようなサイズ感でもなく、癇癪を起こされた時なんて会話不能、もはや悲劇です。
泣きじゃくって鼻水グショグショの長男をなだめながら、こっちが泣きたいよ、と心の中で呟くことが続きました。ああ、本当にしんどい。

帰り際の押し問答とその結末

先週も「そろそろ帰るよー」の呼びかけに、長男から返ってきたのは「もっと遊びたーい」といういつものお言葉。
ここから押し問答の始まりです。

「だって、長い針がここになったら帰ろうってお約束したよね」
この日は帰る時間のちょっと前に壁時計を指差し「長い針がここに来たら帰ろうね」とお約束していました。
それでもやっぱり
「なんでよぉ…だって、もっと遊びたいんだもん」
そうすんなりとは受け入れられない様子。

「また来ようよ。今日はもう帰んないと、ごはん遅くなっちゃうよ。」
母の言葉にちょっと揺らいだのか、じっと固まっています。ごはんが遅くなるのは嫌みたい。だってお腹空く時間だもんねぇ。

「お話聞いてくれると、お母さん助かるな。今日はお時間を守って帰ってさ、また来ようよ」
私に言われた長男は歯を食いしばり、今にも泣きそうな顔。

今日も長期戦かなぁと身構えた私。ところがこの日はちょっと違いました。

左手で目を覆い隠したかと思ったら、右手で電車のおもちゃを掴んで箱にぽん、と入れています。
あれ?お片付け始めてる…?

こんな感じ、伝わりますかね?↓

もっと遊びたいけれど片付けないと…葛藤の姿


もっと遊びたい、けどお片付けして帰らないと。
おもちゃを見たら遊びたくなっちゃう。
どうしよう。

そんな葛藤が滲み出ていました。
彼なりに落としどころを探った結果の行動だったんですね。

楽しいことには必ず終わりがある。
思いどおりにならないとき、どうやって自分の心に折り合いを付けていくか?そんなことを学んでいるんだなぁ、と思ったら、何だか胸を打たれちゃいました。
子育てひろば、また来よう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?