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鈍感系主人公・くろだ

今日のnoteはどうしよう。

ネタはあるのだ。

だけど「どこまで書いていいんだろう」という疑問がある。

とある作品を見ての感想として「鈍感系主人公にため息が出る」って話がしたい。

「でもそれがこの作品の良さだったりするよな」

「でも少しイラついた気持ちを表現して消化したい」

そんな感情の右往左往があり、書こうかどうか悩んでいる。


よく考えれば、こういう悩み方を鈍感系主人公はやりがちだよな。

僕の現状は作品の良さというか、「この作品が好きな人だっているんだからディスるのはよくない」って気持ちと「でももっとアンテナ立てて相手の気持ちを思い量れよ」って気持ちがぶつかっている。

これは「かわいいな。好きだな」という想いと「でも僕なんか好かれるわけはない」という自己否定に至る鈍感系主人公のそれと似ている。

もしかして僕は鈍感系主人公!?

いやいやそんなわけないわ笑。


やはりその気がありそう。

となるとあの苛立ちは「同族嫌悪」的なところから来ているのかもしれない。

相手があれほどの好意を向けていながら、それに気づかないこと。

傍から見れば「お似合いだろ」なのに一向に進展しない関係。

「はよ付き合え」ってやつだね。

マンガやアニメなどの「作品」なら、この焦れったさを楽しめる。

でもリアルでやってしまったら、おそらく相手はどこかへ行く。

振り向かない相手にいつまでも声をかけられるほど人は強くないし、利益がないなら損切りするのが上策。

なんとなく過去にやってしまったかなと思い当たる節がなくもなくなくなくない。


過去にあろうがなかろうが、僕にその気質がありそうで、いたたまれなくなり「イラつく」という嫌悪感が湧くんだろう。

だから作品が悪いわけではなく、「共感性羞恥心」的な発想で「同族嫌悪」が発動しているだけである。

ので、作品名を言ってもいいかな。

『白聖女と黒牧師』っていうアニメを見た。

OPから『リコリコ』の香りがすると思ったらその通りClariSさんが歌っていた。

EDのササノマリイさんはお初にお目にかかりますだけどいい歌声で、特徴あるイントロが好きだ。

作品の中身は『お隣の天使様』っぽい感じ。

何か不穏なことが起きることもなく安心して見てられる癒やしのアニメ。

疲れたら見に来てニヤニヤしようと思う。


最初から作品名を出さなくてよかった。

そうしていたらもっと浅くて悪口しか言わない下劣なnoteになっていただろう。

作品名を隠しながら、自分の苛立ちを観察しながら書くことができたおかげで「自分の感情」に気がつけた。

いい感じに作品紹介もできたし、変にディスることもなく書き終えられた。

まぁ「僕と主人公が似ている」ってことを言うことが最大の侮蔑だよな。

ごめんなさい。


こういうことを書いていること自体が、やはり似ている。

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