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【ぜんぶ、すてれば】代筆本だからこそ知れた「中野善壽」という人

みなさんは「読書」ってする?

noteという媒体で文章を読んでいるみなさんなら、文章を読むことが苦ではないと思うのでやっている人が多そうだ。

僕も読書は好きである。

「年間何百冊!」という大きな数字を掲げられるほど読んではいないが、何冊かをちょびちょびと読んでいる。

というのを数年前にやっていた。

つまり最近はやっていない。

少なくともnoteを始めた去年の5月から「本を読んだ!」という記憶は無い。

本屋には行くんだけどね。

そんな感じなので「本読みたいな」と。

だから2月に入ってから、朝に5分だけ「読書時間」を設けて本を読んでいる。

そして昨日、一冊の本を読み終えた。

中野善壽さんの『ぜんぶ、すてれば』という本である。


こういう時って「本の感想」を話した方がいいのだろうか。

感想としては「法則型の人生を歩みきってるな」という感じである。

もう少しイメージしやすく言うならば、ひろゆきさんがこんな感じの生き方をしそう。

これで伝わったかな?笑

本の感想は書きたくなった時にまた書くとして、今回ここで言いたいのが「本を自分で書かない」こと。


僕はこうして文章を書いている。

「文章を投稿する」には、当たり前だけど「書く」という作業が必要で、著者名のところに名前が書いてある人が書いている。

これはnoteであれ、本であれ、マンガであれそうである。

と思っていた。

しかし世の中には「名義貸し」というものがあって、著者欄には有名人の名前が入っているけど、実際書いている人は別にいるという本がたくさんある。

「名義貸し」って言っちゃうと悪いイメージがあるな。

そうじゃなくて、著者へのインタビューを基にライターが「代筆する」って感じかな。

まぁとりあえず「代筆」の本はたくさんあり、僕はそれの意味がわからなかった。

「本を出すなら自分の言葉で書けばいいのに」

だってそうだろ?

本にするほど世の中に吐き出したい言葉があるのなら、自分で書けばいいじゃんと。

それなのに自分では書かず、人に書かせて、著者印税はしっかりもらうんでしょ。

こういう行動をする人の意味がわからなかった。


しかし『ぜんぶ、すてれば』という本は、僕のこの思考まで捨て去ってしまった。

世の中には、大したことないくせに武勇伝を吹聴したい人がいる。

それとは逆に、すごい人なのに「いやいや大したことないよ」と謙遜したり、「自分語りは得意じゃない」というすごい人が世の中にはいる。

そういう人を世に表現したい。

だから、代筆者を立てて「書く作業はこちらがやるので、あなたをテーマに書かせてください。」

そういう仕事があるのである。


noteにはよく「ライターです」とプロフに書いてある人がいる。

ライターという仕事がどういうものか、いまいちわかっていなかった。

が、おそらく「あなたの代わりに”あなた”を書く」仕事。

これが「ライター」なのではないだろうか。

となると、僕も「ライター」と言ってもいいのかもしれない。

だってこうして本の宣伝をしてるんだもん。

本来、本の宣伝は、出版社や著者がするものである。

そのために広告を出したり、テレビ番組に出て告知したりする。

しかしSNSが普及した今、読者自体が「広告」となっている側面が多いにある。

「インスタでバズったスイーツ店」ってのも、インスタユーザーがそのお店のスイーツを投稿するからバズるのである。

こうして僕が『ぜんぶ、すてれば』と、作品名を出してnoteを書くこと。

これもインスタに投稿するのと同じ「広告」である。

それに対して「店が自分でSNS投稿しなよ」とはならないだろ?

だって「人気」ってのは「人だかり」。

どれだけ多くの人がそのことに対して投稿するか。

もちろん「お店の公式SNS」というものもあるだろう。

が、「そういうことはしない」という選択を取るお店もあるように、中野さんも「自分語りはしない」という人らしい。

だからインタビュー形式でライターさんが代筆する本というものがある。


たしか、ひろゆきさんの本もライターさんがいるんじゃなかったかな。

そういう意味でも中野善壽さんとひろゆきさんは似ていて、「バリバリの法則型だな」と思った。

こういう「縛られない」というのか「自由」というのか、攻撃を防ぎきる耐久性ではなく、受け流すしなやかさがある生き方は、ものすごく心地よさそうである。

僕もこういう風に生きたいなと思う。

「しなやかさ」には、確固たる軸が必要と見る。

「確固たる地盤」じゃないんだよ、「軸」。

地面がぐらぐらでもバランスを取れる体幹のような、なんなら「落ちてみた方がいいんじゃね」とか言って落ちてみる探究心のような。

どちらにも「軸」がある。

軸があるからどこへ行っても立っていられる。

だから「ぜんぶ、すてれば」なんじゃないかな。


以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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ではまた👋



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